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2019年10月25日(金) 城南イズム

「ファイト&ライフ」という格闘技雑誌で「極真カラテ・日の丸を背負い覚悟を持って戦った男たち」という記事で私の先輩である八巻健志先輩と数見肇先輩の記事が載っていました。八巻先輩のインタビューで「城南イズムとは?」という問いに、八巻先輩は「城南イズムとは、空手の追求だと思います。廣重師範の下で空手を学んだ者はみなそんな気持ちなのではないかと思います。」と答えていました。とても感動しました。城南支部と言うものはもう形としてはありません。皆、各派にバラバラになってしまいました。ですが私が知る限り、城南の先輩、同輩、後輩は本当に空手が好きで現役選手を退いた今も皆、空手道の追求に邁進しています。今でも皆の中に城南イズムが生きているのだと思います。数見先輩のインタビューでは「極真時代の朝練の習慣が身に付いているんですかね、自分はどんなに暑いときでもエアコンなしの方が好きだし、落ち着くんです。」とありました。そのインタビューをした日も道場は蒸し風呂のように暑かったと書いてありました。城南支部の本部道場の蒲田道場にはエアコン自体が無かったので、本当に暑かったです。しかも全日本や世界大会の稽古が本格的に始まるのが8月なので暑い時から稽古が激しくなります。もうみんな汗だくで稽古していました。ですが全日本や世界大会は11月で涼しくなっていますので、その頃にはスタミナが付き身体も心も強くなり試合に臨めました。とても懐かしく思います。私は世界大会に出る事は出来ませんでしたが、第6回と第7回世界大会は、世界大会に出た先輩方と世界大会前に激しい稽古をさせて頂き、試合でもセコンドに着かせて頂いたので、先輩方のドラマを間近で見る事が出来ました。それは私にとって大きな財産となっています。私は今もその頃の先輩方の背中を追いかけています。これからもずっと追いかけて行きたいと思います。


2019年10月24日(木) 痛める

この時期は必ず腰を痛めるのですが、今年もやはり腰を痛めてしまいました。ですが事前に痛めそうだなと予防をしていた事と、痛めた後に素早くケアしたおかげで、ごくごく軽傷で済ませる事が出来ました。これ以上痛めないようにしっかり様子を見て身体を動かして行きたいと思います。


2019年10月23日(水) 世界大会

朝の空気が澄んで冷たくなり、金木犀の匂いがすると全日本、世界大会の時期だなと感じます。第4回世界大会を見て空手を始め、第5回世界大会を会場で観て、第25回全日本大会は黒澤先生のセコンドに着かせて頂き、第6回世界大会では数見先輩のセコンドに着かせて頂き、28回全日本大会に初出場し1回戦敗退、32回全日本大会ではベスト16、第33回全日本大会は2回戦敗退、第34回全日本大会は1回戦敗退、第36回全日本大会は1回戦敗退、第37回全日本大会は1回戦敗退、第38回全日本大会はベスト32でした。ですからこの時期に緊張して過ごす事がなくなってから、早13年が経つという事になります。時が経つのは本当に早いなと思います。世界大会に出場するという夢が叶わず引退する時は、もうこの人生で、この夢を追いかける事は出来ないのかと絶望しました。でも自分が限界だと思う所まで頑張ったので、出た結果に対しては納得する事が出来ました。第8回世界大会で木山選手が優勝してから、世界大会で日本選手が優勝する姿を見ていません。9回世界大会はエウェルトン・ティシェイラ、10回世界大会はタリエル・ニコラシビリ、11回世界大会はザハリ・ダミヤノフでした。11回世界大会の閉会式で、私は自分が支部長でいる間に日本選手が優勝する姿を見る事は出来ないのでは?と思ったぐらいでした。48回全日本大会でルール改定をしてから日本選手に追い風が吹き、全日本大会も三年連続日本選手が優勝しています。今回は日本選手が優勝する姿を見る事が出来ると思います。その姿を息子達にも見てもらいたいと思います。私が第4回世界大会を見て空手を始めたように、私が第5回世界大会を見て空手の選手になる事を決めて東京に来たように、息子達もきっと何かを感じてくれると思います。世界大会の最終日11月24日まで、残り1ヶ月です。


2019年10月22日(火) ダラーッと

即位礼正殿の儀をテレビで見ました。首と腰に痛みがあったので一日中家でゆっくりとしていました。ただダラーッとテレビを見て過ごす日もたまには良いなと思いました。


2019年10月21日(月) 長男の作品が展示される

長男の工作が池上会館に展示されました。日曜日にそれを家族で見に行きました。作品は、ペットボトルと紙粘土を使った工作でした。長男はクワペットという作品を作っていました。他の人の作品はペットボトルをコップのようにして作った作品でしたが、長男はペットボトルを横に使って作品を作っていました。人を真似る事なく、自分で考えて、自分の作りたい物を作ったのだと思います。長男の作品は、他の人の作品に比べたら決して上手いと言う作品ではありませんが、独創的な所が良かったと思います。またそれが出来た事はとても素晴らしい事だと思います。長男を誇りに思います。私は子供の頃、悪い意味で人と違う子だったので、人と違うという事を思春期に凄く気にするようになってしまいました。長男もなかなかな個性を持っていると思います。どんな生き方をしても良いから、その個性を失う事なく生きて行って欲しいと思います。


2019年10月20日(日) 試合

私の運営する道場の第12回型競技支部内交流試合と第3回I.K.Oセミコンタクトルール支部内交流試合でした。私の長男はセミコンタクトルールの試合に、次男は型競技とセミコンタクトルールの試合に出場しました。型競技では次男は本当に頑張りました。前回試合に出た時は太極その一をなんとか出来たぐらいでしたが、今回は平安その二と言う難しい型をしっかり覚えてやっていました。セミコンタクトルールの試合でも出合頭に回し蹴りを出すと言う今まで出来なかった事が出来るようになっていました。長男はセミコンタクトルールの試合でセミコンタクトルールの特性を活かした技術を使って上手に戦っていたので良かったと思いますが、稽古の時に注意した相打ちの後に必ず次の技に繋げるという事が出来ていなかったのが残念でした。そして型競技に自信が無いと出場したかった事が残念でした。長男は次男が型競技で頑張っている姿を見て、試合に出なかった事を後悔しているようでした。兄弟同士でお互いを高めあって行ってくれたら良いなと思います。


2019年10月19日(土) 生きている

昨日の稽古で道場訓を読んでいる時に、ふと私の頭の中に、前橋さんが道場訓を読んでいる声が響きました。とても不思議な感覚でした。前橋さんが生前、情熱を燃やし稽古をした思いがこの道場に生きていると感じました。道場生の中には、前橋さんを知る人も少なくなって行きますが、前橋さんがこの道場に貢献してくれたから、今も道場を運営することが出来て、生徒も稽古する事が出来ています。その火を消す事のないよう道場を運営して行かなければならないと思います。あんなに元気な声で「押忍、失礼します!」と道場に入ってくる生徒は後にも先にも前橋さんだけでした。その声も私の中ではしっかり生きています。いつか、前橋さんにまた会う時に「先生はやっぱり凄いなー!」と言われるように頑張りたいと思います。


2019年10月18日(金) 妻に感謝していること

私が妻と結婚して良かったなと思うところは、妻は私の大切にしている物や、大切にしている事や、大切にしている人を私と同じように大切にしてくれます。本当に感謝しています。私も妻に対してそうありたいと思っています。いつか子供達が結婚する時には自分の事や自分の大切にしている物を大切にしてくれる人を選んで欲しいと思います。


2019年10月17日(木) 義理と人情

水曜日にお通夜、本日は告別式に参列して来ました。水曜日のお通夜には家族で参列して来ました。お世話になっている方やその身内の葬儀などには出来るだけ家族で参列するようにしています。私がお世話になっているという事は、間接的にではありますが、私の家族もお世話になっている訳ですし、子供達には、人と一緒に笑い、人と一緒に悲しんであげられるような人であって欲しいと思いますし、親しい人やお世話になっている方や、その方の身内の方の葬儀には自分の事は置いておいても駆けつけてあげるような人間になって欲しいと思うからです。義理と人情を大切にする人になって欲しいと思います。


2019年10月16日(水) 極真空手の良いところ

極真空手の素晴らしいところは何も武器を持たず、そして防具で身を守る事なく、素手素足で戦い、そして飾り気のない死装束でもある真っ白な道着を身に着け、身体一つで試合場に上がります。極真空手の過酷な所は、試合をする相手も審判も選ぶ事は出来ません。全てを人の手に委ねて戦いの場に上がらなくてはなりません。そして試合場に礼をし試合場に入り、正面に礼をし、相手に礼をし、自分の全てを相手にぶつけて戦います。そして試合が終わり判定が出たら、正面に礼をする事でその会場とその会場にある物やいる人全てに全てに礼をし、相手に礼をし、試合場に礼をし、どんな結果が出ても潔く全てを受け入れ、そこで学んだ事をこれからの人生の教訓にし活かしていきます。自分が苦しい時は、相手も苦しい、自分が怖い時は、相手も怖い、自分が痛い時は、相手も怖い、だからそこで諦めず己に克ち、相手に勝つんだ。そう思える人は自分の苦しさを自分だけだとは思わず、もうひと頑張りして、人を思いやり、人を助けたり、人に優しくしたりする事が出来るのだと思います。この素晴らしい極真空手を次の世代の人達に残す事が私の責任であり義務であると思っています。


kanno

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