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なかなか明るい話題が見えて来ない世の中です。今日は4月1日でエイプリルフールですが、あいにくの雨で寒いのと、空が曇っている事と、暗い話題と、悲しいニュースと、先が見えない不安な情報で、人の心も暗くなっているように感じます。今日は雨のせいもあり稽古に来た生徒も少なかったのですが、そんな時だからこそ、子供達にエイプリルフールの馬鹿な嘘をついてみました。みんな驚いて、みんな笑ってくれたので良かったです。先ずは初級の部でやったので、中級の部にも参加する生徒には、中級のみに参加する生徒を驚かせ笑わせる為に、バレないように初めてのように聴くこと、聴いている途中で笑わない事を言っておいたのに、初級の部に参加した生徒はみんな途中で笑い出していました。多分子供達も世の中が不安になり暗くなっている事を感じていると思います。だから私はこんな時だからこそ、子供達を驚かせ笑わせようと嘘をついてついてみました。最後に私が「大成功ー!」と言って変なポーズをした時の子供達の笑った顔は、私の顔を明るくしてくれました。
3月は本当にいろいろありましたが、今日で終わりです。新型コロナウィルスの感染拡大情報や全国の小学校や中学校の一斉休校やオリンピックの延期決定など毎日の報道や目まぐるしく変わる社会情勢の変化に翻弄されまいと、情報に目を凝らし、何をするべきかを考え、決断した事を行動に移しとやっているうちに、気が付けば1年の4分の1が終わってしまいました。新型コロナウィルスの感染拡大の終息が見えない事と社会の経済が停滞してしまっている事と衝撃的なニュースで世の中がどんどん暗くなってしまっているように思います。私も自分の出した判断が人に与える影響を考えに考えて、道場の稽古の継続、行事の開催を発表させて頂いている毎日です。必要な事とリスクを照らし合わせ、行うにあたり最大限努力出来る事を考え決断させて頂いています。稽古を休みにしたり、行事を止めてしまえば、責任も無くなるので楽ですが、社会人として大人として、今自分に出来る事は何か?この社会で役に立つ為にはどう行動すれば良いか?それを毎日考えて決断し行動しています。心が折れそうになる報道もありますが、こんな時だからこそ、空手の先生として凛とした姿勢で行動をしたいと思います。空手の先生として凛とした姿勢で生徒達の前に立っていたいと思います。
「天は自ら助くる者を助く」という言葉があります。自分でなんとかしようと頑張る人には天が助けてくれるものだ、という意味だそうです。先ずは自分が一生懸命に頑張らなければ何も起こらない、自分が一生懸命に頑張っていれば、それを見て誰かが、何かが力を貸してくれる事があると言う事なのだと思います。だからどんな時でも信念を持って、自分に嘘をつかず、誠実な心で一生懸命頑張りたいと思います。いつか今を思い出した時に、自分は一生懸命頑張ったと言えるよう、今をしっかり一生懸命頑張って生きたいと思います。
私が行う事は全て極真空手の稽古です。なのでジムでエアロバイクを漕ぐ事もウエイトトレーニングをする事も柔軟体操をする事も空手の本を読んだり、空手のDVDを見る事も全て極真空手の稽古だと言えます。それを妻に話したら「お相撲さんが食べる物は全部ちゃんこなのと一緒だね」と言われました。そうかも知れないと思いました。
大山倍達総裁の作った極真空手の素晴らしい所は、試合がありその試合が直接打撃制でしかも体重制限がない無差別で行われている事です。極真空手は格闘技色の強い団体ですが、格闘技のプロ団体ではなく、アマチュアの武道団体です。極真空手を習いたい人は道場に行けば誰でも習う事が出来ます。そして全日本選手権を目指して入門した若い人も健康目的で入門した壮年や女性の人も何の差別も何の垣根なく一緒に稽古します。なので誰でも組手や試合が出来るよう最低限の制約として手技による顔面攻撃はありません。格闘技で1番危険な手技による顔面攻撃がないのでは格闘技ではないとか武道とは言えないのではなどとの声を聞く事がありますが、ですが手技による顔面攻撃がないからこそ、相手を簡単にノックアウトする事が出来ないからこそ、お互い思いっきり心技体をぶつけ合いお互いの技を試し、お互いの心技体を高める事が出来ます。心技体を高めた人間は気や魂も自分という人間も強くする事が出来ます。極真空手は武道ですから、稽古では顔面攻撃は想定しての稽古もあり、約束組手として顔面攻撃の攻撃や受けを稽古します。ただそれが自由な組手や試合で行うとなると自分の人生をかけて試合に臨む人しか出来なくなると思います。なのでキックボクシングなどを始めてもプロでやっている人は特別でダイエット目的でやっている人もプロの人達を特別でアイドルみたいに思っていると思います。なのでプロでやる人とダイエット目的で始めた人が何の差別も何の垣根もなく一緒に稽古し先輩後輩の礼を尽くすなどという事はないと思います。ですが極真空手の道場はそうではありません。入門した人に何の垣根もありません。全日本選手権に出ている人も後から始めれば後輩ですし、健康目的で入門しようと先に始めれば先輩です。だからそ先輩は後輩に負けない物を一つでも持とうと努力するし、先輩として振舞おうと成長して行く事が出来ます。また極真空手は武道ですから、チャンピオンになったからそれで終わりではありません。世界大会や全日本大会は頂点ではありますが、それだけが頂点ではありませんし、そこから降って行く道があるのが武道です。極真空手の稽古に極めるという事はありません。真を極めようと自分の命が燃え尽きるまで稽古する事が極真空手です。だから私は絶対に諦めないで生涯の修行を空手の道に通じ極真の道を全うしたいと思います。そして極真空手を本当に素晴らしいと思っています。だから自分の子供にもやらせていますし、極真空手をもっともっと広めたいと思っているのです。ただ極真空手を安売りするつもりはありません。極真空手をやる人にはそれなりの覚悟を持って一生懸命にやって欲しいと思います。極真空手を始めて一生懸命に取り組めば絶対に人生を変える事が出来ます。
私は極真空手からたくさんの事を学びました。全てをと言っても過言ではないと思います。私は大学にも行っていませんし、会社員になった事もないので、ある意味で言えば社会に出た事もありません。なので道場を運営するようになってから、人とのやり取りの中で、その事が自分のコンプレックスだった事もありました。それもあり、四年前まで4年ほど他の仕事をした事もありました。でも今考えると自分は1番多感な時期に、1番いろんな事を吸収出来る時期に、1番自分の根本が出来る時期に、学校や社会では教えてもらえないような凄い事を教えて頂いていたのだと思うし、自分は命懸けで凄い事をやっていたのだなと、その頃教えて頂いた事や、その頃やっていた事を誇りに思っています。私自身その教えて頂いた事を極真会館の中に一石を投じるような事をしたいと思います。そして次の世代に伝え受け継いでもらいたいと思っています。
私の師匠が良く言っていた言葉を思い出しました。「苦しい時に頑張ろうとするのではなく、苦しいのが当たり前だと思うのだ。」苦しい事も当たり前だと思えば、自然とそれを乗り越える事が出来るという事なのだと思います。だから苦しい時に楽をしようとしたり、ズルをしてしまうと途端に今までの全てが、もっと苦しくなってしまうのだと思います。格言にするならば「苦も当たり前だと思えば楽になり、楽をしようとすれば苦しくなる」と言う言葉になります。師匠のおかげでいろんな体験をする事が出来ました。
本当に軽い重量ですが、20年ぶりぐらいでスクワットとデットリフトが出来るようになりました。スクワットもデットリフトも25歳までは高重量を扱えたのですが、ヘルニアになってしまってからは、あまり高重量を扱う事が出来なくなってしまいました。30歳を過ぎたあたりからはウエイトトレーニングのスクワットとデットリフトをやるとヘルニアのせいで必ずギックリ腰になってしまい、空手の稽古に支障をきたしてしまうので、自分の体重で行なうトレーニングをするようにしていました。しかし2年半前ぐらいから膝が悪くなりランニングや階段ダッシュや補強が出来なくなってしまった事もあり足腰の筋肉の衰えを痛切に感じるようになりました。そして2年前に一念発起してトレーニングジムに入会し、ウエイトトレーニングを始めました。その頃は肩と膝が悪く本当に軽い重量をマシンで鍛えているぐらいでした。足腰もやはり何度かギックリ腰になったりしてトレーニングを中断した事もありましたが、めげずにエアロバイクを漕いだりして頑張っていました。めげずにコツコツ頑張って来た甲斐があって、ここ4ヶ月ぐらい膝や腰の調子がとても良くなり、スクワットとデットリフトが出来るようになり、重量も少しずつですが伸びて来ています。歳を取った、体が悪いと諦めずに頑張って本当に良かったです。前にも書いたと思いますが、足腰の筋肉が付いて来てから食べても体重がリバウンドしにくくなりました。あまりやり過ぎて怪我をしないように気を付けながらさらに足腰を鍛えて行きたいと思います。私の今の黙秘は息子達に、一度で良いからバック宙を見せてあげる事と、もう一度試合している姿を見せる事です。まだまだ時間がかかりそうですが、必ずやって見せます。
長男も次男も私に懐いてくれています。2人とも私に抱きついて来てくれますし、手もつないで来てくれます。とても嬉しく思います。タイヤ公園に行くと鬼ごっこやかくれんぼやポコペンや天国地獄をやります。家ではウルトラマンごっこや銃ごっこやロデオごっこをやります。3人でお風呂に入ったり、3人で買い物に行ったりもします。子供達がこうして懐いてくれるのもあと何年かな?なんて考えると少し寂しくなります。今という時間を本当に大切にしなくてはならないなと思います。この前、長男と次男が喧嘩をしていたので、お風呂の中で長男と次男にこんな話をしました。「パパは、お前たちが20歳になるまでは、絶対に元気で生きていてお前たちを育てるから、でも年齢的にはパパが1番早く死ぬから、その時は兄弟仲良くしてママを頼むよ。最後はお前たち2人になると思うから、その時は兄弟2人で助け合って行けよ。喧嘩をする事もたくさんあると思うけど必ず仲直りして、たまには2人でお酒でも飲んでパパとママを思い出話をしてくれよ。どんな形でも良いから空手は死ぬまで続けて行けよ。2人で集まった時には一緒に稽古したら楽しいよ。もし子供が出来たら子供にも空手を習わせると良いよ」それが私の息子たちへの望みです。あとは何も望みはありません。自分の人生なのだから、自分の生きたいように生きてくれれば良いです。ただいつか人生を振り返った時に、面白い人生だったと思えるよう一生懸命に生きて欲しいと思います。
新型コロナウィルスの為に世の中がとても不安定で、社会の情勢や社会の状況の風向きがどんどん変わっています。私は先ずは1つの信念を持って社会の情勢や社会の状況を見て判断し、自分の信念に照らし合わせて決断し行動したいと思っています。またあまり頑固にならずにその情勢や状況を見て柔軟に対応して行きたいと思っています。私が思う信念は、どんな事が起きても自分の出来る事を一生懸命にやると言う事です。空手の稽古を一生懸命にやること、道場を一生懸命に運営すること、家族を一生懸命に守ること、まあ平常時となんら変わりはありません。1人の人間が出来ることは限られています。どんな時だって自分のやるべきことを一生懸命にやれば良いと私は思います。そしてどんな事が起きたって自分が一生懸命に頑張っていれば何とかなると私は思います。何が起きようと負けてたまるかと頑張るだけです。
kanno
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