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試合を引退してから13年が経ちました。結構頑張って稽古をして来た方だと自負しています。そして試合を引退してお酒を飲むようになりましたが、毎日お酒を飲むような事はありませんし、好きな物を好きなだけ食べたりするような事もしていません。ですが私はとても太りやすいので、空手の稽古とは別に、ランニングや水泳やエアロバなどの有酸素運動をほぼ毎日1時間行っていました。そして平日は炭水化物は抜いていました。歳を取れば取るほど、週末にお酒を飲んで食べると体重がリバウンドし、戻すのが大変で、少し気を抜くとすぐ太ってしまうようになりました。なので本当にいつも疲れていました。私は今、体重は90キロです。ですが自分の身体が全然重く感じません。稽古でも身体は良く動いています。本当にウエイトトレーニングのおかげです。空手以外は有酸素運動をいっさいやっていませんし、毎日朝と昼は炭水化物を摂っています。本当に楽になりました。今の感じで身体を作っていけば、たぶん85キロぐらいの体重でもお腹が割れてくると思います。10年前なら75キロぐらいにしないとお腹が割れませんでした。とにかくあと3年は筋肉の量を増やしたいので頑張りたいと思います。50歳の時にはもっと食べて太らない、そして動ける身体を手に入れていると思います。
ウエイトトレーニングは筋肉を鍛える、筋力を付ける、筋肉を増やす事が出来ます。それと同時に身体の使い方を学ぶ事も出来ます。正しい姿勢と正しいフォームで行わなければ効果が出ないからです。どの方向にどんな角度で上げるか?引くか?で効果は全然変わってしまいます。だからウエイトトレーニングで身体の使い方や筋肉の使い方を力の出し方を学べば空手の動きにもたくさんのヒントが生まれます。ウエイトトレーニングではやってはいけないフォームも空手の動きに役立ちます。ウエイトトレーニングでは、テコや勢いを使うと筋肉が鍛えられなくなりますが、空手ではその動きは役に立ちます。テコや勢いを利用して相手に自分が出せる以上の力を伝える事が出来るからです。どんな事からも学びがあるという事だと思います。
武道と武術というもには違いがあります。空手道と空手にも違いがあります。どう違うのか?武術が発展したものが武道です。空手が発展したものが空手道です。剣道も柔道も同じです。では武道は武術ではないのか?武術を学びながら、武術を方便として、人の道を学び、自分が学んでいる武術を学ぶなかで、その武術を今生きている世の中で生かし、自分を世の中で生かし、自分の人生を正し、自分の人生を幸せにして行く法を学ぶ事が武道だと思います。武術は人を殺す方法を研究し鍛錬して行くものです。それが何故武道になったのか?それは世の中の変化のなかで武術を学ぶ必要性が少なくなったからだと思います。それをどう残していくのか?どう伝えていくのか?どう発展させて行くのか?どうすれば武術を世の中の人が必要とするニーズに合わせられるのか?それを考えた末に出来たものが武道だと私は思っています。なので武道のなかで継承されている物が武術の技をという事になります。なので何故今頃、世の中の人が武術、武術と騒いでいるのだろう?と私は思っています。ただ今の武道のなかで使う技は、武術の技とは異なっている点もあります。それは何故かというと、先人は武道をさらに世の中に発展させるために競技としての試合を作りました。試合が出来た事で試合で勝つ事が目的となり、試合で勝つための稽古方法が発展して行きました。なので今の武道では試合で使う技が主流となっています。ですが武術の技はたくさん残っています。それは空手道の型です。型の中には先人が残した武術の技がたくさん残っています。ですから武術の技を学びたければ、武術を称する人に学びに行く事よりも、型を稽古してそこから様々な場面を想定してその動きをしてみる事が大切だと思います。なので型の分解をあまりに追いすぎると、型が型で終わってしまいます。つまり応用が利かなくなってしまうという事です。型は空手の辞書なのです。型は応用するためにあります。その応用は千差万別です。自分が求めるだけそこにヒントが生まれます。ただ型は動作や姿勢や技の緩急や息の調整や技を出す時の身体の伸縮などは正確に行い伝えて行く必要があると思います。姿勢や動きなどがあまりに変わって仕舞えば辞書が変わってしまうので、のちの世の人達が型からヒントを読み取る事が出来なくなってしまいます。型を正確に学べば凄い技を生み出す事が出来ます。なので正しく継承して行く必要があります。正しく継承する事で後の世に、その型から凄い技を生み出す空手家が生まれます。私はそう思い型の稽古に取組んでいます。
何故か今日は、疲れがどっと出て何もする気にならず、昼過ぎまでゴロゴロとして、2時過ぎに次男とコンビニでフラッペを食べてから銭湯に行きました。次男もお風呂が好きなので2人でゆっくりとお風呂に入りました。夕方からは土手でビールを飲みました。こんなゆるい日曜日も良いものだと思いました。
夏季短期集中セミナーの最終日でした。今日は組手まで行いました。みんな覚えた技を自由な発想で組手をしていました。瞬間的な場面で自分で感じて考えて閃いて技を出す事が出来れば素晴らしい組手を作る事が出来ます。空手は武道ですから試合では勝ち負けは大切ですし拘らなくてはならないものですが、組手をする時はそれではいけないと思います。毎回の組手で勝負に拘っていたら組手は成長しません。自分の持っている技をいろんな風に組み合わせたり、相手と合わせて自分の技を、先に出したり、返したり、合わせたり、いろいろと試す事が大切です。今日の子供達の組手を見ていて本当にそれを感じました。
今日も朝7時30分から9時までウエイトトレーニングをし9時10分に帰宅して、9時40分に長男と次男と家を出て10時20分から夏季短期集中セミナーでした。子供達は本当に覚えるのが早いです。子供の頃にしっかりと基礎を作っておけば、中学生ぐらいになって自分で考えて応用を出来る人に成長したら本当に凄い人になるんだろうなと思います。私を追い越していく子なんて沢山生まれると思います。でもですが私が道場を出して18年で私を追い越した生徒はいません。それは私の不徳もあると思いますが、みんな途中で止めてしまうからです。特に中学生になる頃にみんな止めてしまいます。本当にもったいないと思います。今回の短期集中セミナーは沢山の生徒が参加してくれました。明日は最終日です。
私が帰宅して長男と次男に「腕立て伏せをしたの?」と聴いたら、まだやっていないとのことだったので「忘れないで毎日やらないと強くなれないよ」と話しました。忘れないために腕立て伏せと紙に書いて貼っておくように言いました。またその紙を貼ることを今やらずに後回しにする人は、また忘れてしまい、気が付けば腕立て伏せをする事を忘れて、あっという間に1年が過ぎてしまうと言う話をしました。長男は何かを感じたらしく、その場で紙を用意し「うでたて」と書きトイレのドアに貼っていました。次男は「すくわっと」書いてトイレのドアに貼っていました。珍しく素直にさっと行動に移した長男を見直しました。また長男に負けじと「すくわっと」と書いてトイレのドアに貼った次男もなかなか見どころがあるなと思いました。
朝、子供達とランニングをする時に、私は1番後ろを走ります。いつの間にか子供達は結構速いペースで走るようになったので、朝起きて身体がガチガチで身体が重い私は、子供達より遅いペースでしか走る事が出来ません。それと私の前を走る2人の頑張っている姿を見ながら走るのが私は好きです。でもいつかは私がどんなに頑張っても子供達の背中を見て走らされる日も来るのだと思います。その日を楽しみに私も頑張りたいと思います。
今日から2020年夏季短期集中セミナーが始まりました。コロナの事で4月5月は道場の稽古が通常通り出来なかったので、今年はお盆休み返上で稽古を行うことにしました。そして子供達も夏休みが短い事とコロナでどこにも行くことが出来ないと思い、あえてお盆の時期に合わせて夏季短期集中セミナーを行う事にしました。子供達が夏休みどこも行けなかったけど、セミナーに行って出来ない事が出来るようになった!楽しかった!セミナーに行って良かった!と思ってもらえるよう頑張って指導したいと思います。また子供達を参加させて頂いたご父兄様に子供達の成長を感じてもらえるよう頑張って指導したいと思います。
今日は朝は新宿にある白石鍼灸治療院に治療を受けに行き、昼から家族で多摩川台公園へ行き、夕方はウエイトトレーニングに行きました。今日のトレーニングはあえて軽い重量で正確なフォームでトレーニングする事を心がけて行いました。すごく効果があり、すごく筋肉痛になりました。重さも回数も大切だけど正確なフォームはもっと大切なのだと思いました。今日のトレーニングもとても勉強になりました。
kanno
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