虎平太の四方山日記
虎平太の日常を書き綴った日記みたいなものもの・・・。毎日更新(の予定)。

2004年05月11日(火) CANCION

昼飯は午後1時から。某イベンターのN氏といつもの中華料理店で待ち合わせ。彼は激辛麻婆豆腐定食で俺は野菜炒め定食。話題の中心はやはりあの映画の話。お互いに感動が冷めやらない。彼は俺があまりに絶賛するからそれに釣られて観にいったらしい。掲示板に書いたちょっと困った状態に陥ったカップルとは、実は彼らのことなのだ(笑)。まあ、そういうこともあるってことよ。 
 
夜8時。この4月にデビューしたばかりの青春オルタナ・フォークユニットCANCIONのキャンペーン。古谷智志(Vo&G)と繁本穣(cho&G)から成るユニットだ。初対面だからゆとりをもってインタビューに臨みたかったんだけど、こういうときに限って機材のセッティングがなかなか決まらない。てなうちにメンバーが到着してしまう始末。こうなったら腹をくくってやるしかないんだよねえ。 
 
当初、ちょっぴり緊張してた感のある彼らも、打ち合せみたい(?)な世間話をするうちに次第にほぐれてきた。スラスラと言葉が出てこない場面も初々しさの範疇よ(笑)。それにしてもまだ23歳かよ。すべてはこれからだな。ひたむきさがビシバシ伝わってきてなんかさわやかな気分になったよ。 
 
クライマックスはその後の食事会。ここでは言えない話題が次から次へと出てきて、爆笑の連続。もうちょっと早くその話題に触れてほしかったな。もちろん、インタビューではカットになるだろうけど(笑)。そのリアリティこそが君らの生命線なんだからね。次回もまた待ってるよ。 
 
サトシ、ミノル、サンキュー。 



2004年05月10日(月) 憶測

昨日の日記がいろんな憶測を呼んでるみたいで…(笑)。別にそんな深い意味はないんだけどね。ただ、固有名詞を書くわけにもいかんでしょ。俺たちって、ある意味夢を売る仕事だと思うんだ。だからこそ、純粋に感動できる感性って不可欠じゃない。うがった見方をすれば、すべてが冷めてくるのは当たり前。スピルバーグがあんな素晴らしい映画を創り続けられる理由…。ディズニーランドがいつまでも楽しい遊園地であり続けられる理由…。まあ、そんなことを考えれば自ずと答えはでてくると思うけどなあ。

とかく「通」と呼ばれる人たちは、自分の感性を過信しすぎて、押し付けることが多いよね。「おまえは○○がわかってない」とかね(笑)。でも、そんなこと関係ないんじゃない。だって、音楽や映画って数学的なものじゃないんだしさ。自分にとっていいものであれば、誰もそれを否定することなんてできないんだよ。例え、世界中の人たちが否定したって、自分がよけりゃそれでいいんだもん。

つまりさ、否定から入っちゃ何も生まれないってこと。誤解しないでくれよ。決して好き嫌いのことじゃないよ。肯定か否定かっていう視点。物事にはすべて理由があると思うんだ。少なくとも俺はそこからスタートしてる。特に仕事として関わってるときってそういう感性が大切だと思うね。じゃなきゃ、アマチュアレベルのマスターベーションじゃん。家に帰ってマイベストテープでも作ってりゃいいんだよ。もっといろいろ言いたいことはあるんだけど、それはまた次の機会に…。

明日はCANCIONのインタビューだ。がんばってみようか(笑)。



2004年05月09日(日) 残酷な現実

さまざまな意見をさまざまな意見として許容できれば、きっともう少しだけ気楽に生きられると思う。でもあいにく俺の「感情」ときたらそんな風にはできていないらしい…。理解不能な解釈に直面したとき、どうにもそれが制御できなくなる。暴れだすと言ってもいいぐらいだ。そしてそれを抑圧するもうひとりの自分。これじゃあ、疲れるわな。だけど、それが自分自身でもあるんだ。もう長い付き合いだよ(笑)。

年齢を重ねていくと、知識とか経験が「直感」を覆い隠してしまう。あたかもそれが正解であるかのように…。でもどこかに違和感があることを感情は知っている。その鎧を一枚づつ脱ぎ捨てたら、もっともっと純粋な自分が出現してくるはずさ。理屈の中に真実は存在しない。そっと胸に手をあてて心の動きをじっと観察していると、不思議とその正体が見えてくる。そう、感情がすべてを教えてくれるんだ。自分が何を欲しているのかをね。

何かを表現するってことは、きっとそういうことを言うんじゃないのかな。心の底から湧き上がってくる強烈なエネルギー。それはある種の自画自賛的な陶酔かも知れない。でもそいつがなかったら何も伝わらないだろう。自分自身に感動がなかったら表現なんてできないだろう。だから…、感動がないあなたには、こだわりがないあなたには、本質が見えないあなたには、その場所に居て欲しくないんだよ。もう勘弁してくれ。あなたがそこにいることは、苦しいぐらに残酷な現実。



2004年05月08日(土) 今日はこんな日

いろんなことがありつつも、今日も一日が暮れていった。

午後からちょっとしたミーティングがあって、その後は来週放送分の番組の詰め。音のバランスを調整して局にテープを持ち込むのだ。おっとその前に事務所の近くの映画館に寄る。「世界の中心で、愛をさけぶ」のパンフレットを買うために…(笑)。今日もぼーっとテレビを見ていたら、またまた予告編と遭遇。関連の番組に当たったのはもうこれで4回目。偶然もここまで来ると末恐ろしい。まるで何かに導かれているようだ。そうそう、「指先の花」は昨日読破した。映画派にとっては、こちらの方がいいかもね。

帰りにホームセンターに立ち寄って今後必要と思われる部品をチェック。電灯関係のやつね。ようやく探し当てたと思ったら時すでに遅し。お店の閉店時間だった(笑)。そりゃ、蛍の光も流れるわけだ。でも、なんとか見通しがついたからヨシとしておこう。

夜8時から、虎隊のみんなと今後の展開を協議。雑談もいっぱいしたけど、少しずつ確実に進んでるよ。この少しずつが大切だから…。11時半頃解散。帰りに隊長のハラボウ(見かけは30歳ぐらいだけど実年齢は23歳)とラーメンを食べ軽く談笑。で、ようやく帰宅して今これを書いてるってわけだ(笑)。



2004年05月07日(金) 散漫日

暑かったり、寒かったり…、こんな気候が続くからなかなか体調が戻らない。明らかな回復基調だけど、完全復調ともいえない中途半端な状態。変わったことといえば、とうとう額の皮がむけてきちゃったよ。5/2のイベントで焼けたから、およそ5日後っちゅうわけやね。まだ5月だというのに…(笑)。

今日はなんだか集中力が散漫な一日だった。どうも気分がのりきれない。締め切りがあるからどうにかやってるって感じ。週一のレギュラー番組ってほっとする瞬間がないから、一旦途切れたテンションをもう一回上げるのにどうしても時間がかかってしまう。番組を完成させた後のテンションダウンは仕方ないからね。それに、ときどき気持ちをゆるめてやんないと、精神的に参っちゃう。

今日は電話の当たり日。午後あたりからよくかかってきたなあ。まあ、ありがたいことだけどさ。困るのは、会社の番号が着信に残っているとき。誰だかわかんないよ〜(笑)。それでも一応、折り返したりするんだけどね。

そういえば、紫苑のアスタと電話で話したよ。前回のカモに続いてね。あいつら、しょっちゅうレコード会社に来てるよなあ。コピー取りでもしとるんかい(笑)。



2004年05月06日(木) 余韻

はっきり言って、まだ余韻を引きずってる。だから…、買ってしまった。何をって、 
『指先の花〜映画「世界の中心で、愛をさけぶ」律子の物語』。こちらは、原作の小説よりも映画のシナリオに近い小説。行定監督によれば、映画から派生した律子の物語とある。こりゃ、はまっちゃったかな(笑)。アキを演じた長澤まさみのインタビューを偶然にも2本チェック。FMとやまとBBTのやつ。まあ、タイミングが合うっていうのは、こういうことを言うんだろうね(笑)。 
 
午後からキャンペーンに同行しFMとやまへ。wfaceがプロデュースするtomomiってアーティストだ。昨日の「KAMINARI NITE」でも歌ってたんだけど、初々しいったらありゃしない。これが若さなのかもね(笑)。 
 
その後、新しいプロジェクトのミーティンングのためにチューリップテレビへ。なぜかスーツを着てる俺(笑)。まあ、そういうミーティングなんだよ。なんかうまく転がりそうな雰囲気になってきた。やっぱり、人の縁が運んで来るんだね。 
 
夕方、とある会社からちょっとブルーな電話が入る。う〜ん、さすがに裏切られた感じだな。まあ、起こったことは仕方がなんだけど、問題はその後の処理なんだよ。これによってその人間の信用が決定してしまうと言っても過言じゃない。だから、その重さを実感して欲しいんだ。こんなことをしてると一挙に二つの信用を失ってしまうよ。先方への信用と俺に対する信用を…ね。一度失ってしまったものは、簡単には取り戻せないんだぜ。わかってるかい? 



2004年05月05日(水) 号泣する準備はできていなかった

ここ最近観た映画の中で、ここまで涙した作品はなかった。「世界の中心で、愛をさけぶ」。公開より一足はやく観させてもらった。原作は170万部を超えるベストセラー小説。残念ながら俺はまだ読んでいない。いや、ちょっと待って。ひょっとしたらラッキーだったのかも…。何の予備知識もなければ過剰な期待感もない。ある意味、無防備な状態で作品を観てるわけだから、それだけ感情移入しやすいってこともあり得る(笑)。まあ原作が先か、映画が先か、これは人それぞれだと思うから一概には言えないけどね。 
 
この作品は、とにかく余韻が長い。俺がいまだに引っ張ってるのが何よりの証拠だ(笑)。おそらく年代によってその受け止め方も随分違うと思う。純愛的なラブストーリーへの評価も当然あると思うけど、俺の場合、忘れかけてた過去の記憶が完全にオーバーラップしてしまった。あの頃の思い出が、郷愁を伴っていつのまにか主人公と重なり合ってしまう。高校時代の恋ってまさにあんなだったなあ…なんてね(笑)。胸を締め付けられるような感情がまるで昨日のことのように甦ってきたね。 
 
そしてキャスティングの妙。特にアキを演じる長澤まさみには脱帽。最高に輝いてた。参ったな、こりゃ。初々しくてリアル。こんな娘が同級生にいたら、絶対に惚れてるで(笑)。 
 
あとは作品の中に散りばめられた小物たちの存在。ウオークマンやカセットテープ、そしてラジオの深夜放送…。こいつらは一瞬にして時代をトリップさせてしまう玉手箱だね。そう、あの頃のラジオ体験が今の自分の原点なんだとあらためて思い知らされたよ。やっぱり、こういう原体験って宝だね。その後の人生に決定的な影響を及ぼすことさえあるから。そういう意味では、時として過去を振り返ってみることも必要なことかもしれないね。封印してしまった純粋な思いを再発見するために…。 
 
てなわけで、冒頭でも書いたけど、やばいぐらいに泣ける作品です。ちなみに俺は、涙が首まで伝わってきたよ(笑)。文句なしに☆☆☆☆☆。 
 
原作も読んでみよっと。でも映画から観ちゃった俺は、こっちの方を先に読みたい衝動に駆られてる(笑)。 
 
『指先の花』〜映画「世界の中心で、愛をさけぶ」律子の物語〜 
(益子昌一/著 小学館文庫)  



2004年05月04日(火) 土方歳三

NHKで新撰組・土方歳三の番組をやっていた。彼の名前を聞くたびに胸が熱くなる。中学の頃、新撰組にはまっててね。特に土方が大好きだった。21歳のとき、北海道まで一人旅して「土方歳三・最後の地」に行ったぐらいだから(笑)。「剣に生きて剣に死す」という男の美学。今、自分の歩んで来た道を少しだけ振り返ってみると、少なからずその影響を受けてきたような気がするね。 
 
不器用なほどの一途な思い。それが今の自分の立ち位置にダブって見える。まあ、あそこまではかっこよくないけどさ(笑)。土方にとっての「武士」という存在。それが俺にとっては何なのか。おぼろげながら見えてきたような気がするよ。あとは最期まで突っ走るだけだな。 
 
今日はなんかゆる〜い一日だった。こんな日は、完全休養日にすればいいんだろうけど、なかなかそんな気分にもなれない。午後から事務所へ行って、ちょっとだけ編集を手がける。このちょっとだけっていうのが案外大事なんだよ。全く手を付けずにいると、その壁を超えるのがかなり大変になっちゃうから…(笑)。 



2004年05月03日(月) ヤングミュージックショー

額のあたりがどうにも痒い…。と思って鏡を覗いたら、真っ赤に日焼けしてた。昨日のイベントのせいだよ、きっと(笑)。いい天気だったからねえ。でも、かなり目立つ。ははは。ちょっとアンバランスだ。次の収録までにはちょっと時間があるから、その頃にはひいてると思うけどさ。

そうそう、掲示板にも書いたけど、昨日の深夜のNHK、見た?27年前に放映された「ヤングミュージックショー」が再放送されてたね。ハードロックバンド、KISSの初来日公演の模様。当時、まだ俺は中学生でさ、その衝撃度たるやメガトン級だった。映画でも何でもそうだけど、こういう映像っていざ見直してしまうと案外感動が薄れちゃうことが多いんだけど、この番組に関してはまったくそんなことはなかったな。当時の感動がそのままよみがえってきたよ。27年も経つのにさあ(笑)。

やっぱ音楽のときめきってこうじゃなきゃね。全然、色あせてないもん。デトロイトロックシティのフレーズを必死でコピーしてたのがまるで昨日のことのように思い出されるよ。あのイントロ、そしてあのギターソロ。ほんと、かっこよすぎるわい。ギターの弦の上をピックを滑らせるとすぐに磨り減っちゃうから、当時の俺は金属製のピックを使ってたんだよ。ナンセンスだとは思うけどさ(笑)。

あとは、ブラックダイヤモンド。ライブバージョンをみんなコピーしてたよなあ。ポール・スタンレーが爪弾くあのイントロ…。何度聴いてもしびれるねえ。何回も言うようだけど、このときめきだよ。これを伝えなきゃ…。この「熱」をさ。やっぱ伝える側がこれを持ってなきゃダメだよね。魂のバイブレーションを…(笑)。

興味深かったのは、タイムコードをはじめて導入した番組であり、ミックスは海外の一流エンジニアが手がけた番組だってこと。つまり、今のライブ映像の先駆的な番組だったんだよ。すべてはここから始まったんだね。なんか、運命的なものを感じるのは俺だけじゃないだろうね。



2004年05月02日(日) 水ロケット競技会

大いなる勘違い!なんと、朝起きる時間を間違えてた。9時45分にき●ちアナをピックアップするはずが、アラームをセットしてたのがその時間だった(笑)。速攻で準備して車のハンドルを握ったのが9時52分。いやあ、焦ったねえ。完全に1時間ズレてたな。クロスランドおやべには予定通り到着したから問題はなかったんだけど…。 
 
昨日も予告したように、クロスランドおやべで水ロケット競技会があったんだ。そのMCをブッキングした責任上、やっぱ現場には行かないとね。水ロケットっていうのは、加工した市販の空きペットボトルに水を入れ空気の圧縮パワーを利用して飛ばそうというもの。はじめて現物を見たんだけど、これがなかなかのもの。そりゃ、子供たちも喜ぶよ。学校の授業でこんなのがあったら最高だろうね。まさに科学と図工の融合だもん。 
 
競技会の間は特にやることもないから、しばし芝生の上に寝転んでた。青空がスカーッと抜けててめっちゃ気持ちよかったな。いつ以来だろう。こんな風に空を見上げるのは…。ストレスが解消されていくのがわかったよ。やっぱいいね、自然と戯れるのは。のんびりってこういうことを言うんだろうね。 
 
終了後、館長のIさんとしばし歓談。館長室で見せられた若き日の館長と女優AKさんとの共演写真には驚きましたわ(笑)。当時22歳のAKさんも可愛かったけど、館長の笑顔に思わず吸い寄せられちゃいましたよ(笑)。いやあ、面白すぎます館長!またお話、聞かせてくださいね。


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