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2005年01月22日(土) 老人の居場所

再び、母の入所先探しに奔走する。

あっちでもこっちでも
もっともな理由をつけてお断りしてくる。
母は、こまったちゃんなのだ。

お金で済む所なら、お金で住めるが
数百万の入居金の他
いつまで続くともわからない毎月の支払いが約20万。
下手をすれば、自分の老後にさしかかってしまう。
母の心配をするどころではなくなってしまうではないか。

それもこれも、私が同居できない所以かと思えば
このような諸々の負担も仕方がないのかとも思う。

八方ふさがりの気分になると
どこでもいい、入れてくれる所なら、と藁をも掴む思いにかられる。
一ヶ月半前と、全く同じ状況だ。

誰を恨んでも仕方がないが
こんな話ではなかったのに、結局、責任の所在は曖昧なまま
なんだか追われる立場になってしまった。
責任の所在を明らかにしても、何が解決するわけではないけれど
話が違う!と私が怒りたいような状況なのに
それを言えず、かつ、頭を下げっぱなしというのが辛い。



2005年01月19日(水) うるさい

先月、かずぴーは
何かをやらかして、部活の顧問より罰を与えられたらしい。

大グランドを何百周か、何日もかけて一人で走り続け
部員全員の許しを乞うべく一人一人に電話をかけ
顧問の先生に反省文を提出し
どうにか、冬休みの試合に出られることになったらしい。

「かずぴーくんも、ああいうことをしちゃったけど
 何日も何日もグランドを一人で走って
 一人一人に電話して許してもらって、反省文も書いて。
 褒めてあげた方がいいわよ。」
ということで、親切な方が私に教えてくれた。

私が知っていることを前提にしたような話であったが
私は「ああいうこと」が何なのか知らないし
それに続く出来事も知らなかった。
そして
その人から、それ以上のことを聞こうとは思わなかったし
もちろん、かずぴーを褒めるつもりもない。

彼が私に話さなかったことを
よそからの伝聞で私から彼に言いたくないし
「ああいうこと」のみならず、みんなに許しを乞うた、ということも
彼は、私に知られたくはないだろう。

そもそも、このことが話題になったきっかけは
他にも二人、かずぴーと同じようなことをした部員がいて
その子達のうちの一人は、罰がイヤで練習に来なくなり
もう一人は、何事もなかったように罰を無視して練習に来ているのだと言う。
とんでもない暴挙であり、それにひきかえ、かずぴーは
ということで、お褒め(?)の言葉を頂いたわけだ。

大きなお世話である。

その話を聞いた時、正直言って少し胸が痛んだ。
私の知らないところでそんなことがあったのかと思い
そんな事情があるとも知らず
携帯の料金が高かったことを叱ってしまったことを後悔した。

でも。
何だか知らないが、悪いことをしてしまい
みんなに謝り(『みんなの許し』ということへの疑問はあるが)
とにもかくにも、自力で乗り越えたのだから
知らん顔しているのが親心というものだろう。

そして。
話題の二人の言われ方にも胸が痛んだ。

かずぴーは、テニス部の中ではなかなか良いポジションにいる。
それを守るべく頑張ったのだろう。
そのことが偉いかどうかは別にして
私は、話題の二人がそれほどひどいとは思わない。
彼らは、部内のランキングで常に最下位のあたりにおり
今までもこれからも、公式戦に出られる可能性はほとんどない。
だからと言って、怠けても何をしても良いとは思わないが
そんなに『やる気』を期待するのも酷ではないかと思うのだ。
グランドを何百周も走れと言われて、すっかりやる気が失せるのも
仕方がないような気がするのだ。

彼らは、勉強のことでも話題にのぼる。
ひどい成績なのだとか。
漏れ聞いた話では、かずぴーと大差ない。

こういう話のたびに、いつも同じことを思う。
みなさん、よその子どものことについて詳しすぎる。
みなさん、何もかにもに『いい子』が普通だと思い過ぎる。
そんなことより、自分自身のことをよーく振り返ってみろよ
と、言ってやりたい。



2005年01月17日(月) 人はみんな歳をとるのに

うまくことが運ばない。

母の問題が再燃し、今月いっぱいで今の所を出されることになった。
そんな話ではなかったはず。
有料ホームなので
決まった金額を払えば中長期的に滞在できるはずだったのに。

文句を言っても仕方ない。
もっともらしい理由をつけて、出て行けといわれれば
そうせざるを得ないのだ。

介護の問題が取りざたされて久しいが
これでは安心して歳をとる事なんてできやしない。
積極的に年金を払おうという意欲が湧くわけがない。

歳をとって、お金もなく家族もいなかったらどうなるのか。
わずかな公的補助と、近所のお世話になるのが現状だと
今日会った施設の人が言っていた。

この国の意思決定の中枢にいる人たちの中で
一体どれだけの人が、この問題に真剣に取り組んでいるだろう。

資産も家族も、代々のネットワークもある方々に
この現状がどれだけ理解できるのか、疑問に思う。



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