「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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仕事 午前中は、多くを語らず静かな方のお宅。実は前回の訪問時、「私は○○さんのしたいことを手伝わせていただければ」と伝えたら、「僕はしたいことはない。あなたが帰ったら何をしようかと考えるよ。僕の気持ちなんかない」と答えを頂いて、心が痛かったお宅でした。前回は散歩をしましたが、今日は雨なので散歩はなく、室内で過ごす日です。 雨降りの天気予報を見た日から、それでも行けば何かが出来るだろうとのんびり構えていたら、今朝になって絵を描くというアイデアが浮かび、私はその方と一緒に絵を書いてみたくなりました。と言っても、利き腕が不自由になってしまった利用者さん。絵を描きましょうと言ってすぐにそのようになるかどうか、分かりません。そこで、私が過去に自宅で描いていた絵と自分の持っている色鉛筆やペンを全部持って伺いました。 今回持参したものには、心の傷を癒やす作業を進める傍らで描いていた絵と当時すぐに分からなくなる自分の心を整理するために書いて心にしみこませてきた標語のようなものもありましたから、利用者さんの傍で、描いた当時の心境を語る形になりました。 私自身は自分を語れているから楽でした。利用者さんは、わたしが背中合わせに座っている絵をじっと見ていました。 今は、医療行為とは違う世界で何が出来るかを探している私。そこに居る自分を見ながら、こんな形でいいのかなぁ?という気持ちと、自分のしてきたことを仕事に利用できているの?という気持ちで少しドキドキしていました。 その後、家族の方を交えて語り合いました。生きる力や細胞の話を語り合いました。私の事を尋ねてくださったので、「社会で生き辛かったこと・そんな自分を見つめているうちに少しづつ…」と語りました。これは私に興味を持ってくださったから、私を語ることが出来たのです。ある方の好奇心は私の心にもやさしかったのです。
午後も一件。 家族の方と薬の副作用のことや身体の水分のことなどを語って、これから何が出来るか探しを手伝わせて頂きました。私はその方の望む部分のみを語るよう意識しました。先日から集めていた情報が少し役に立ったようで嬉しくて、丁寧にしてきた自分を認めました。 ご家族の方は、「あなたを見たとき、小さくて折れてしまいそうな体で、うちの人のことを手伝えるかしら・大丈夫かしらと心配していたけど、思ったよりしっかりしているのね。」と仰いました。 私も…。今うかがっている方は体の大きな男性が殆どなので、時々、自分の身体が小さく力ないものに感じることがありました。 家族の方は今日、私に大丈夫そうねと仰いました。私も少し、大丈夫だと感じました。少し道が繋がった。そんな気持ちがしました。
バイク通勤。いつもより早めに外に出て、バイクをじっくり眺めました。可愛い赤色。改めて赤い色とライトや全体の形が気に入りました。荷物はお尻の下のポケットに入るように少なめにして。お弁当がつぶれないように整理して入れて。それから、バイクでは素振り用のバットを積んでいけないから玄関前で素振りをして。 そして出発。走り始めてすぐに、車の中は身体が包まれている分安全で、自分の部屋のようだったと実感しました。そしてバイクは風を感じて気持ちよかった。昨晩はこの爽快感を感じる余裕はありませんでしたから、一晩で成長しましたよ。空手と野球をしていると、バイクもすぐに乗れるようになるのかな。50CCを練習したら今度は大きなバイクに乗りたくなるかもしれません。
仕事では、二つのハプニングがありました。二つ目のハプニングは移動中の車の中だったので、少しの間、静かな空気が苦しかった。でも、利用者さんのお宅では好奇心で動く私がいました。切り替えて現実を楽しめている自分を見て、嬉しかったです。だから、事務所に帰り着いた時、一緒に行けたことのお礼を言いました。上司は笑っていました。
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| 2007年05月23日(水) |
我が家にバイクがやってきた |
夕方、先日購入したバイクを迎えに行きました。初めてのバイク。お店の方に使い方の説明を聞いてエンジンをかけました。 ところが実際に道を走ってみたら、通り過ぎる車と接触しそうで恐かった。それに自分の身体が全部出ていることに改めてドキドキしました。それから、右折したいのに右側の斜線に入れずに、目的の交差点を直進して通り過ぎて「うぇ〜ん」。 それでも事故を起こさずに到着。小さなエピソードをいっぱい持ち帰りました。 そして、タイヤが二つでも走っているときには倒れないのだなぁと楽しむ自分も居ました。自転車も同じですものねぇ。自転車にエンジンがついているということなのですよ…。明日からバイク通勤。楽しみ楽しみ。
仕事では、今日は訪問が一軒もなく、一日事務所にいました。上司は訪問へ出かけたので、私はほぼ一人きり。一人になってもパソコンの前にいて、動きたくなったら外に出て、できることを探しました。こんな仕事は始めて。不思議です。 ちなみに今は、訪問先で私に問いかけてくださる、皆様の小さな疑問に、私自身がより丁寧に語れるよう、資料を集めているところです。資料集めはすぐに出来るのか長い時間かかるのか、いつか語る機会があるのかどうか、何もかも未定です。そして、出来ることをしています。
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今日は訪問先で散歩の手伝いをさせていただきました。介護の書類には「歩行訓練」と書かれていますが、私は「歩く練習」と使っています。もっと易しい表現が浮かぶのを楽しみにしています。 その方は大学の国文科を出ておられて本をたくさん読まれる方なので、大学の論文の話を聞かせて頂きました。私には、いつの日か大学に行ってみるという小さな目標もあるので、興味深く話を伺いました。楽しい時間でした。 それと、その方の娘さんの年齢をお尋ねしたら、私と同じ41年生まれでした。私は機会があれば娘さんにお会いしてみたいです。 そして事務所に戻った後その方のカルテを見ていたら、精神薬を5種類飲んでいることが分かりました。中には、私の知っている睡眠薬の中で最もきついものもあり、さらにカルテに書かれた病名には、薬の副作用で併発する病名も書かれていて、精神薬が身体に及ぼす害を直視させられた気持ちでした。今日の訪問したときの空気を思い返して残念な気持ちもしました。 でも私の仕事は、その方がご自身にある能力に気付かれることのお手伝いです。いずれ薬がなくなっていくような変化があるなら、それもいいなぁと想像しました。 午後は、別のお宅で、室内で歩行訓練をされる方の後ろに付き添わせて頂きました。歩いている方の呼吸がそのまま生かされるように、歩調を合わせてそっと後ろにいました。後ろから歩く様子を拝見しているうちに、小さなアイデアが浮かびました。そして、心を語っていければいいなぁと想像しました。
夕方、仕事帰りにバイクを買いに行きました。この頃は買い物に行っても緊張せずにお店の方と話が出来るようになり、お店を出たり入ったりせずに買い物が出来るようになってきたので嬉しいです。心の成長を自分の目で確かめられた気持ちです。 バイクは車の売値よりも安く済み、今週にはGobamcanの仲間入りする予定です。そういえば、ヘルメットを買わなくちゃ。何色にしようかな。
午後、バイクのお店を探検しました。始めは、バイクの値段の相場が分からないので車が売れた値段以下の価格を基準にして動くことにしました。家を出る前から、情報が少ない中で動く自分が面白く感じていました。 お店に入る度、初めてバイクを買う自分を伝えていたら、お店の方は丁寧に説明して下さいました。 バイクの種類では、スクーターよりもギアが着いたカブというバイクに惹かれました。実は、バイクにもギアチェンジがあるのを始めて知ったのです。Littleカブというのに、座らせていただいたらギアチェンジしている自分が浮かび、お店の方は遊び心だと話してくださいました。 遊び心だなんて面白そうですが、値段が高いです。自分がどうしたいのかを確認するためにお店を出ました。 そして、何が大切かを吟味しているうちに、今家にある自転車よりも早く走ってくれればいいという考えにまとまり、自分の値段の基準を下げました。 その後、インターネットでバイクやさんを検索してみたら、他の場所にも3万くらいでバイクを売っているお店を見つけて、今度は安さが面白くてワクワクしました。 例えば総額3万円のバイクとはどんなバイクなのでしょうか。今日は時間切れでお店には行き着かなかったけれど、しばらくバイク購入の旅を楽しめそうです。
育成会。いろいろと考える材料を経た一日でした。 社会のマイナスに染まることをしていると、染まっている自分に気が付かないことがあるのだと実感します。私はいつも、今の自分はどうかと、自分を見て生きる勇気を持って生きたいです。
午後はヴェトナム旅行へ行ったことを少し語らせていただきました。ヴェトナムという国で、好奇心たっぷりの視線で想像して楽しんだ自分を懐かしく感じました。そして、もううんと前のことのようでした。毎日、その時を生きているということなのです。
私は自分の好奇心が好きです。好奇心を持っていることは素敵です。 特に今、これまで特定の場所でのみ心を開いていた私が、どこに居て何をしても楽にある自分として生きていて、その私はこのまま行くとどんな風になるかに興味がわいていて、いろんな人と遊んだり語り合ったり、その状況で感じるままに遊んでいる自分をニコニコ見ている自分が面白いです。
感じたままに動いていると原体験と重なることがあります。自分がこれまで持たされていたものや想像だけの世界と今ここにある現実との違いを肌に心に感じられるきっかけにもなっています。体験させてあげたものを心の傷を癒やすのに利用できるから、やはり、動いてみることがいいのです。
それから、昨日車を売却する手続きをしました。今度はバイクに乗ります。心が軽くなった分だけ、乗り物も持ち物も小さく身軽になります。 これから暑くなるけれど、暑さはヴェトナムで慣れてきたからたぶん大丈夫です。というより、暑さの中でバイクを走らせることに嬉しい気持ちもあります。でも寒いのは苦手だから、激寒の季節が来る前にヴェトナムへ旅立ちたいものです。計画は目的の位置からさかのぼって立てるものなのです。もっと身軽になるように意識します。
出勤一番、リハの内容について以前から聞きたかったことを上司に質問しました。上司は丁寧に伝えて下さって、その上になぜかニコニコしていました。 午前中に一件、一人で訪問しました。私は質問して分かったことをしてみたかったから一人で行けて嬉しかった。訪問時間を終えて事務所へ戻ったら、上司に「どうだった?」と聞かれました。「楽しかったですョ。あとのことは今度○○さんに聞いてください」と言ったら、上司はニコニコしていました。 午後の訪問先も一人で行くのは初めての場所。「行ってきま〜す」と外に出ましたが道を間違えて時間がぎりぎりになり、少しドキドキしてしまいました。 訪問を終えて事務所に戻ったら、再び「どうだった?」と尋ねられたので、「出かけるときにMさん(上司)と握手するのを忘れたから緊張しました。」と言ったら、上司はイスからのけぞって「えぇ〜っ?!」と言って笑っていました。でも、私は本当にそんな気持ちだったのです。そしてのけぞる上司は、心の底からのけぞっているように見えました。
訪問先では、よく「もう慣れましたか?」と聞かれます。私は「なれた分だけなれました」と答えます。そして今日は「私は大丈夫ですが、私を利用してくださる方はどうかなぁ…。この時間は私を有効に使って下さると嬉しいです」と言いました。
訪問先からいくつかの話題を持ち帰り、調べ物をしました。こんな時間も面白いのです。それでも、パソコンの前に居る時間が長いので、私の心は時々「動きたい・話したい」と言いました。そんな時には、小さな部屋の中で伸びをしたり上司のところへ話をしに行きました。
今日も一日楽しかったねぇ。
今週の初め、ある出来事から職場の上司に不信感を抱きました。そして今日は、私にとって小さな記念日です。その理由は、自分の怒りを出すことを楽しめた日だからです。
昔々、自分が怒っていることに気が付かない人でした。少ししたら、怒っていると分かる人になりました。それから昨日まで、怒っているのに泣いていたり、感じた怒りをないものにする人にもなりました。そして今日は、怒りを出すことを楽しめました。 今改めて、楽しめた自分がうれしいです。それから出来た自分に、少しだけドキドキしています。
私が心の傷を癒やすために利用している本・『インナーチャイルド』の表紙に、「親の愛を得るために、環境を抑圧し続けた子ども」という一節があります。今夜は、私の心と十分すぎるくらいにリンクしました。そして、まだ傷はあるので、癒やしていくのがいいです。
仕事では、一人の女性を訪問しました。事務所に帰って記録を書きながら、私に何が手伝えるかなぁと想像もしました。もちろん心の事がありました。 たいていの大人は、病気になった自分と向き合えないまま生きているように感じます。私は心と病気のつながりを、病気を持っている大人に語っていける看護師に成長したいです。
いつもこうやって、自分の事をすればいいんだなぁ。 世の中にはいろんな事があって、私の周りにもいろんなことがあって、その中でいつも自分。何時も何時も。
これからも、あたらしい事をさせてあげた分だけ世界が広がる予感。ここは拠点・そして地球は無限大です。
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午後、研修生さんの寮へ遊びに行きました。 私は向こうで吸収した言葉を使ってみたかったのですが、ここは日本ですから、私も日本語で。それでも、皆さんの会話に合わせて時々出てくるヴェトナム語が、旅行に行く前よりすんなり出ている自分にちょっと感心。ライブはいいです。 「Mamoちゃん、おみやげ頂戴」と言われました。お土産は…ヴェトナムを見て感じて吟味して、自分の未来も思い描いた今の私の心です。
研修生さんの中の数人が買い物に出かけて、日本語が少しの女の子と二人きりになったので、ヴェトナム語と日本語を交えて語り合いました。二人でリビングに行ったらゴキブリがたくさん居てびっくりしました。確か昨年も同じことが起きていました。 もしも日本人がヴェトナムのHotelで、ゴキブリがたくさんの部屋に止められたら、きっと泊まれないと苦情を言うでしょう。もしもご自分のお子さんがヴェトナムの企業に、不衛生な環境での暮らしを強いられているとしたら、きっと嫌な気持ちになるでしょう。会社の側にきちんとしなさいと苦情を言いたくなるでしょう。 私がヴェトナム旅行へ行った時、私は皆に歓迎され、現地の方にお願いしたことや私の気持ちはたいてい肯定して動いてくださいました。おかげで楽しい思い出がたくさん出来ました。ですから、日本の大人が、外国から来ている彼女達の環境を整えてあげられないのは何故かと、不思議に感じます。 ところで、昨日と今日の新聞には、研修制度の改善が載っていて、賃金や保障の面で日本人と同等になると書かれていました。この改善はいいアイデア。心を大切にした会社が増えていくといいなぁ。
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