「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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仕事。昨日の会議の議事録をパソコンで作らなくてはいけないのですが仕事中にその時間はありません。夕方は早く家に帰りたいので昼休みを使って四分の一だけ作りました。 土日はいつもに増して人手不足ですが「看護」をしようとすると自然に、ベッドサイドにいる時間が長くなります。それで、今日は昼休みも仕事をしたにもかかわらず、本日業務分の記録が間に合わず送迎バスに乗り遅れました。土曜日なので市バスも終わっていて、病院から駅まで歩いてみたら40分かかりました。家に着いたのは20時。22時には寝たいのですぐにご飯を食べました。いろいろな菌を持っている方のケアをしたのでパジャマを着る前にシャワーを浴びました。でも、食事をしてすぐだったので体が嫌がっているのがわかりました。 昼休みに作りかけた議事録も早く提出しなければいけないのですが、明日も5時半に起きることを思うと自分を休めてあげたいと思いました。 超お疲れモードで泣きたくなりましたが、あと二日働いたら休みです。あと二日間生き延びようと思いました。あと二日あと二日。
仕事。勤務終了後から病棟会議がありました。指示で書記になりました。 主に、上の方が決めた方針とその方法を聞きました。最後に、パートの方が「私は夜の会議には出れないので勤務時間内でしてもらえたら…」と発言しました。責任者は「みんな何かの事情を抱えて働いているのだから何とか頑張って」と言い、その後お二人でやりとりがありました。発言した方は「皆さんはどう思いますか?」と私を含めた参加者に問いかけましたが、どなたも普段仕事中に口にしていることも何も言いませんでした。というよりも、発言出来ない雰囲気がありました。私は最初に発言した方に共感しましたが、今はまだ情報収集中ですし記録に集中していたので発言を控えました。 家に着いたら21時になっていました。ご飯は適当。でも、先日貧血気味だと気付いてからは、レバーの甘辛煮を作って毎日食べているので、体のだるさはありません。体がだるいと仕事が出来ないのですが、今回はだるくなって3日目くらいで気付いたのでよかったと思っています。 4月から医療制度がまた変わるそうです。そのために、私達のフロアの医療点数付けがにもしわ寄せがくるそうです。責任者は「みんなしっかり勉強して」と言います。他にも新しく始まったことがあって、私は今でもスローペースなのに大丈夫かなぁと思います。私の心と体の健康と仕事。優先するのは何かなぁ?と自分に問います。
休み。新聞で、5歳の男の子が虐待され死亡した事件の詳細を読みました。母親が虐待の理由を、夫との不仲から子どもの顔が夫に似ているという理由で虐待していたと語ったそうです。私が子どもの頃に母親から言われてきたことが約43年たった今も現実社会で行われていることに心が痛みました。 又、母親は自分のしていることを分かっていて、メディアで虐待防止の活動を見て、(打ち明ければ)自分も子どもも助けてもらえるかもしれないと感じた結果、児童相談所に連絡をしたそうです。私は人々の活動が役に立っていると思いました。その母親の気持ちを新聞で知ることも出来たので、「お父さんとお母さんが理解し合えずにいると子どもに被害が及ぶ」ということを社会に知らせてもらえたとも感じました。 私は、この出来事は特別なことではなく、過去の私がそうであって今も気づかないうちにそうすることがあるかもしれないように、多くの人はその人自身の心のストレスを力の小さいほうへ向けて開放していると思います。 私はさらに、お父さんとお母さんが子どもの親となる前・子ども時代に感じていたことを思い出し当時のことを見つめなおすといいと思います。私は今もその取り組みを続けています。その成果は、結果として感じることが出来ています。
仕事。朝、バスの中からスズメが田んぼに咲いた花をつついているのを見ました。「かわいいらしいなぁ」と思いつつ通り過ぎました。 仕事が始まり呼吸器を付けている女性の所へ行くと、女性が窓のほうを指さしました。見ると、ベランダの柵に1羽のヒヨドリが止まっていました。私は女性と、鳥のお目目はかわいいですねぇと語り合いました。 帰りに、バスの中からセキレイを見ました。長いしっぽをチョンチョンと地面に付けて、歩くように飛んでいました。顔までは見えませんでしたが、心の澄んだ大人の目は鳥のお目目に似ていると思いました。
心にゆとりを持って仕事をしていると、患者さんの前にいてもアイデアが浮かんできます。意思の疎通が図れないと思っていた方はじゃんけん遊びが出来る方でした。ベッドサイドに立った時じゃんけんを思いつく余裕があってよかったと、後から思いました。呼吸器を付けた患者さんは話ができませんが、ほっぺがつやつやして唇はきれいなピンク色でした。そのことをご本人に伝えるとその方は笑顔になりました。
仕事。30代の女性の同僚からプライベートな部分を尋ねられました。私は「お願いがあるのだけど、私があなたの質問に答えた後に、よかったねと言ってもらえる?」と言ってみました。理由は、私は3月1日に就職してからのち、この点について答えた後は100%「大変ね」と感想をいただいていたからです。 私は同僚の了解を得て「私はマルイチですョ」と言いました。同僚の不思議そうなお顔を見ながら「離婚は人生のマイナスと捉えられているけれど私は反対の考えを持っています」と付け加えると、同僚は「わかる」と言いました。彼女は離婚の計画を持っているそうです。 私は質問に答える形でアダルトチャイルドの自分を語りました。彼女は「自分もそうかもしれない」と言いました。 「子どもを引き取れなかったの?」「うん。離れる時は身を切られるような思いだったけれど、私の中には、心の勉強をして成長したら子ども達に会えるという小さな確信のようなものがあったの。ここに…」。そのとき、私の手は心があると思えるとこらへんに…。癒やしの作業をしてきてよかったと心から思いました。 「また結婚したいと思う?」「結婚という法則に価値を置いていませんが、自分の心を大切にしている人がいたら一緒に暮らしてもいいかなぁと思っています」「ふーん」。 以前、「結婚し終わった…」と伝えて周囲に??を浮かんでいる中を退散したことがもありましたが、価値観が一致しているときは語り合うことができます。私は、結婚は人生で経験する多くの中の一つにすぎないと思うのです。
私の職場は、毎週金曜日に朝礼があります。私は前回新人職員として自己紹介をしました。 同僚が今日「そのうちにスピーチが回ってくる」と言いました。私が「楽しみだなぁ」と言うと同僚が「えっ?楽しみなの?」と言いました。私は、その時間は病院の規則にとらわれずに語ることができると思うと楽しみなのです。 午後、人工呼吸器の勉強会に参加しました。専門用語が並んだ資料はちんぷんかんぷん。私は言葉の意味を繰り返し質問することから始めつつ、業務に必要なことを拾ってメモをとりました。後で気付きましたが、体の仕組みをもっとよく知っていると、ちんぷんかんぷんの中身を理解しやすいと思います。夜勤に入るまでに少し勉強しておけばいいかな…。 今日も人数が少なく忙しかったけれど、その時々の会話でいい形を残すことができて、ちょうどいい加減で一日が終わりました。
仕事。私の所属している療養科というフロアは医療処置をすると同時に病院の収入につながる点数付けが一般病棟よりも細かく義務付けられています。この形を丸め医療というそうです。でも、私はその他の業務で手いっぱいで点数付けにじっくり取り掛かる時間を作れないので、つい前日に習え方式を取って間違えるのです。(患者さんの容態は日内変動するので前日と違うことがあるのです)。加えて、私にとってその仕事は看護以外の分野のように感じているのでその説明を聞く時点で興味が持てていなかったのです。 けれど今日は、そのことを嫌がっている自分を受け入れたら、覚えておこうか…という気持ちになりました。間違えて注意されるのは楽しくないですし知っておいてもいいことなので仕事時間を利用して少し勉強してきました。 帰りの電車。いつも一緒になるドクターから、発熱している患者さんに抗生物質を使わずに水分の点滴だけで3日間様子を見ていると聞きました。私がなぜ?と問うと「自分の力で治るのを待った方がいいから」と言いました。私は電車の中で小さく拍手をしました。 それから、私達はコスト重視の医療の世界はおかしいね…と話をしました。私は医療界の方にも、いつも心を基準にして看護師をしていると伝えます。
休日。某市立図書館の近くで本屋さんを経営されている女性から手記の注文に関する連絡を頂きました。某市立図書館で私の本を置いて頂けるそうです。公的な機関の方の目に留めていただけたことをうれしく思いました。その方は心の本が広まるための知恵を貸してくださったので、それをもとに動いてみようと思います。女性が経営していらっしゃる本屋さんにもチラシを置いて頂くことを承諾していただいたので、さっそくチラシを微調整しました。
昨日は寝不足で仕事に出かけて疲れて今朝もまだ目覚めが悪かったので、今日は休みたいなぁと思いました。でも、もう少しで給料日なのでそれまでの出勤日数を数えて切り替えました。 昼休みは、通常1畳くらいの休憩室で他のメンバーと共に過ごすのですが、今日は屋上に出てみました。風が強くて少ししか居られませんでしたが、青い空が見えて気持ち良かったです。 午後からは急変した患者さんを救急病棟へ移すことをしました。患者さんが移動して空いたベットに、以前わたしのフロアで急変して他の階へ移動した患者さんが回復して戻ってきました。病院の中は同じ患者さんがグルグルまわっていて出口がないように思えましたが、帰る場所のない方には必要な場所ということも分かります。私達は病院で生活せずにすむ方法を探して生きることが大切です。 一日を終えた時、昨日よりも体も心も楽でした。私はまだ吸収期間なので伝えられたことを全部してみるようにしていますが、少し慣れた視点から「この場所での方法に慣れれば出来ていくことだなぁ」と思えています。慣れた分だけ視野もプラスの判断力も活用できて楽しいです。
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