カウントシープ
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2005年01月27日(木) 心の天気

マグカップを5つ買った。天気をモチーフにしたもので、

ひとつは 晴れ 青空模様
ひとつは 曇り 少しどんより模様
ひとつは 雨  雨水しとしと模様
ひとつは 雷  稲妻ピカリ模様
ひとつは 雪  深々積もる模様

ボク達は2人暮らし、マグカップは2個あれば事足りる。このカップは大きくって、お客様に出すにはちょっと相応しくない。その上食器棚のスペースを占領するこのカップを、それでも5つ全部買ったのは、その日の気持ちをコップで顕せると思ったから。

自分の気持ちを表現豊かに言語化できない人のために、感情を示すカードがある。ニコニコカード、しょんぼりカード、ビックリカード、困ったカード、色々な表情が記号化されていて、そのときの気持ちをカードで表すことでコミニケーションをとる方法だ。自分が家の中でどんな顔しているか、鏡をずっと見ているわけじゃないから解らないけれど、こんな風にコップを選ぶことで、自分の気持ちを知るのも面白いんじゃないかな。

初めて使うこの日、ボクは雪、相方は雷を使ってみた。今度誰か遊びに来てくれたら、このカップを並べて出してみようっと。


2005年01月26日(水) ずっと一緒に

落ち込んだ理由は解っている。
ボクが、手術の同意書を書くことができないからだ。

ボク達は同性愛者だから、この結婚は法的には認められていない。籍も別だし、どんなに一緒にいても、社会的には他人なのだ。解っていることなのだけれど、そのことが心の中でもやもやして、上手く処理できないのだ。

癌は絶対治るし、手術も成功する率がずっと高い。おそらく完治して、元通りの生活に戻れるだろう。
けれど、想像してしまった。相方がもし死んじゃったら、相方の遺体はボクのところから離れて沖縄に帰ってしまう。葬式だって喪主になれないし、他人としてお通夜とかに参加しなくちゃいけない。ボクの伴侶なのに・・・
沖縄の大きなお墓に、一族と共に眠るとき、ボクはそこに入ることはできないし、骨になったらバラバラになっちゃうのだ。

そんなことは遠い話だと思っていたし、遺言で、「遺灰の一部を山に埋めてくれ」的発想で、粉になった骨をミックスして何処かに撒いてもらえないかと頼もうかとか話していたけれど、死んで離れ離れにはなりたくない。


2005年01月25日(火) ヘアカット

日曜日から何だか急に沈んでしまって、ずっと眠っている。仕事に行くのが精一杯で、後は体が重くてベッドに沈んでしまうのだ。普段不眠気味なのに、どれだけ眠っても体が重くて、手足がだるい・・・

朝も起きるのが億劫で、仕事にも行けないかもしれないと思うが、出勤するとワリと普通に仕事ができてホッとした。で、帰ってくるとまたダウン…本当は支える立場の自分がこんなじゃいけないと思いながら、身体は動かない。

日曜日、相方と2人で髪を切った。もうそろそろ切ろうと思っていた頃だったし、入院する前にさっぱりしていこうと思った。髪は、久しぶりにうんと短く切った。半分願掛けのつもりで、気合を入れるような気持ちだった。頭は軽くなって、風が冷たくなった。

再発の危険は3年以内、この後3年間髪をずっと切らないでいようかな、とか考えたり。ずっと短い髪できたから、3年も切らないでいたら今まで見たことがないような自分になっちゃうから、それはちょっと止めとこうかな。


ロビン