カウントシープ
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2005年02月14日(月) 謎解き

ボクはなんでも謎を解きたがる人間だ。今は混沌とした不明瞭なものも、今のボクには解らないだけで、いつか理解できるようになると信じている節がある。
しかし一方で、この世界は何もかも明るみに出すことなどできない、だからこそ安心していられるのだという思いもある。光に満ちた場所と同じだけ闇に潜む場所があるのだし、未知なものがあるからこそ、世界はまた恐れつつも魅力的なものであるのだろう。

10代の終わりに、全てを知りたいと思った。それは適わぬことだと解ってしまってがっかりしたけれど、それでも少しずつ知りたいと思うのが今のボクだ。

「全ての謎が解けてしまったらそれはもう発狂した世界だろう」

子供の頃から、この世の謎はきっと死ぬまで解らないことが沢山だから、死ぬ時にこっそり教えてもらえたらと思っている。臨死体験みたいな場面で−この場合は本当に死んでいく片道切符だけれど−知りたかったことが見れたなら、と空想している自分がいて、自分の知りたがる気持ちに呆れつつ、

本当に知ってはならないものにそろりそろりと近づけるくらいに、ボクはもう無防備ではないところまで生きてしまって、ちゃんと安全圏から手を伸ばしているにすぎないことが、安心でもあるしちょっと寂しく思ったりする。


2005年02月13日(日)

入院している間、一番よく頂いたものは苺だった。季節柄なのか年中なのかわからないが、お見舞いやおすそ分けで毎日苺を頂いた。
そしてボクは苺が好物。
相方と一緒に、というか、手術前後相方が食べれないときはボクが食べていた。
お見舞いで頂いた苺は、大きくて甘い立派な苺だった。いつも買う1パック398円の小粒のものとは全然甘さが違う美味しい苺だ。1パックきっと980円位するような高価な苺を沢山食べれて嬉しかったけれど、

それ以来今までの苺があまり美味しくなくなってしまった。

ずっと昔、母方の実家で取れた苺を貰ったことがあったけれど、苺って栽培できるんだろうか?植物の栽培が苦手なボクにはどっちにしても無理っぽいけれど。


2005年02月12日(土) 1週間の終わり

というわけで、めでたく相方が帰って来た!火曜日に手術して土曜日に退院できるなんて、最初のスケジュールを聞いた時にはびっくりしたけれど、早く帰ってきてくれてとっても嬉しい。

まずい病院食から逃れた相方とまず最初に出かけたのはSABWAY:あの黄色い看板のサンドイッチ屋だ。ちょうどお昼時で沢山並んでいたけれど、一緒に並んでサンドイッチとポテトを食べた。
本当はこの後また映画を見に行こうと思っていたけれど、気が抜けたのかボクの方が気分が悪くなったのと、早く犬達の元にママを(犬にとってはボクがパパで相方がママなの)会わせたかったのだ。

この1週間、1度もテレビもDVDもつけなかった。
この1週間、1度も紅茶を飲まなかった。
この1週間、1度も絵を描かなかった。

お風呂に入りながら鼻歌を歌っていたら、
1週間歌も歌わなかったことにも気がついて、
独りじゃ何にも出来ないダメな奴だって気がついた。


ロビン