カウントシープ
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今日の仕事はキツイことが最初から解っていて、重い足取りで出勤したら、キツイ根源の上司が風邪でダウンしていた。 急に時間がぽっかり空いてしまって、それはそれで他にやることもあったのだけれど、一番気を遣う相手が居なくて拍子抜け状態。 この上司と一緒にいるとすごく勉強になるし、とても尊敬している。だからこそ、一緒に仕事するときには、教えてもらえたことを1つも聞き漏らさないように全身耳になって集中しているので、ものすごく疲れるという次第。いつもの火曜日ならもう全身ぐったりで、家に帰ってから晩御飯をつついているときに話した会話とか不思議に全部忘れてしまうくらいなのだ。
この年齢にもなって新しい知識に出会い吸収する喜びを与えてくれる相手に出会えるというのはとても幸いなことだ。知らないことが沢山あって、ひとつづつ知っていくことで世界が広がっていくように感じることは、ボクにとって喜びの1つだし、人間とはそういう好奇心を備えた生き物なのだと思う。
せっかく時間が空いたので、上司(ボクは先生と呼んでいる)が以前から、見てもいいよといってくれていた書庫に入ってみたら、読みたい本がずらりと並んでいた。とりあえず10冊ピックアップして、ボクは勉学のための本は自分で買うので、後で取り寄せて読もうと思うのだけれど、それはちょっと楽しみなことだ。
仕事に直接関係する本ではなかったけれど、灰谷 健次郎の全集が並んでいた。昔読んだ[太陽の子]もあったので、手にとって読み返していたらやっぱりなんともいえない悲しさがあった。愛情に深い家族が手をとっていてくれていても、人は自殺することだってあるのだ。
ふうちゃんが、大きくなったらおとうちゃんを生むんや、と言う台詞があって、ああこの子は本当に女の子で、愛することを知っている子なんだとしみじみ思ったっけ。
仕事から帰ったのが9時過ぎだったせいか、体がすごく重くて気持ちも重くて、帰って直ぐに寝てしまった。仕事をしているときはそうでもないけれど、帰ってくると急に体が重く感じるのは、張り詰めている気持ちが緩むからかな。
気分の浮き沈みをこんなに感じることって今までなかった。今までは、しばらくの間落ち込んでいることはあっても、その間に絵を描いたりと結構それなりに楽しみも持って生活していたのに、ここ最近は、5日くらいの周期で落ち込んで、また5日くらい回復して、を繰り返しているみたい。
この文章は3月6日の日曜日に書いているのだけれど、この月曜日から水曜日あたりは何だかとても辛くて、ずっと[頑張らなくっちゃ]って呟いていた。そういい始めたときって大抵調子が悪い時で、頑張れないときなんだけれど、そういっている傍から時間は進んでいって、明日の仕事がやってきて、また平然とした態度を振りまいていて、
こういうとき社会人って大変だなと思うけれど、これでご飯を食べさせてもらっているんだから、仕事があるだけ幸いだと思わなくっちゃね。
家の隣の喫茶店でお昼にサンドイッチを食べた。 一切れあまったので持って帰って3等分してあげたら、ほんの一口だったけれど、今までに食べたことのない味に(シュリンプ・エッグサンド)に大喜びだった。 あげてから、犬には海老はよくなかったのではなかろうか・・・とちょっと思ったけれど、一瞬で食べちゃったのでもうもとには戻らないし、何しろでかい図体なので、ちょっとやそっとの毒ではびくともしなさそう。(実際後日も元気にしていた)
時々散歩がてらマクドナルドを買って食べる(マックぐらいしか屋外で食べるものがない)。ボクはチーズがあまり好きじゃないけれど少しなら美味しいと思うので、ダブルチーズバーガーを注文して、はみ出たチーズだけ千切って犬達にあげる。お陰で ハンバーガー=チーズ と犬の頭の中ではなっている。 本当は肉が入っている食べ物だって知ったらズルイ!って言われそうだ。
ロビン
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