カウントシープ
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2005年06月02日(木) 肌身離さず

以前シルバーのリングを右手の薬指にしていた。

ローリーロドキンのラブ&ヘイトの、、相方とは形違いのものだったのだけれど、それをしていた指の皮膚が荒れてしまって、以来ずっとしていない。指輪をはずしてもう1年近くも経つのにちっともよくならなくて、薬を塗ってみたり、絆創膏で保護してみたりと試行錯誤したり、皮膚科のお医者さんに見てもらったりもしたけれど、やっぱり治らない。

先日両親が来た時にその指の話をしたら、父親が指を差し出したら、全く同じような皮膚だった。父親も、昔プラチナのリングを左手の同じ場所にしていて、そこがある時から荒れだしてもう何十年も治らないという。また、時計をしていた左手首にも同じように皮膚が変化していた。

父親とボクの体質はよく似ているシルバーでもプラチナでも駄目だったらもう金属は何も付けられないのかと思うとちょっとつまらない。父親はもう時計ははずしなさいというけれど、時計っていうアイテムは結構好きなので、それからも時計をしている。もう何年も肌身離さず首につけているプラチナのクロスも、そのうちできなくなるのかもしれない。

父親はいつもポケットに懐中時計を忍ばせている。ずっと前に母親から貰ったものを、ずっと鎖を付け替えながら30年近くは使っているはずだ。そういったずっと身につけたいられる何かを探そうかな。


2005年06月01日(水) ÉROS

マリアージュ・フレールの茶葉といえば“マルコ・ポーロ”が有名で、ボクも最初の出会いはそれだった。以来いつでも我が家に常備されているのだが、最近は“エロス”という名前の紅茶がお気に入り。

エロスはハイビスカスとモーブ(あおい)と書いてある。甘い香りと甘い味の、少し特徴的な味で、ミルクとはあわなさそうな印象だ。

青色の花びらと紫っぽい花びらが混じったそれは見た目にも楽しめる。ボクは紅茶のことをよく知らないが、紅茶の葉に花弁が混じると甘い味になるのだろうか?花の蜜は甘いけれど、花弁なんてめったに食べないから味なんて覚えていない。いつだったか、サラダみたいにしてランの花らしきものがお皿の上に載っていたことがあったけれど、甘くはなかったような気がする。

何となく、花弁は食べてはいけないような気がするのだ。鮮やかなキノコに毒があるように、花のように美しいものは、眺め愛でても触れてはならぬ―
そんな気がする。

花弁を散りばめた紅茶の名前が何故エロスなのか解らないけれど、とても似つかわしいと思う。


2005年05月31日(火) スパイダー!

嫌いな動物は?という問いに、比較的多く聞くのが「蜘蛛」だ。

昆虫は平気だけれど蜘蛛は駄目、という人も多くいるが、ボクからすると蜘蛛と昆虫には大した差はないように思える。だが、あまたの多くの昆虫がひとくくりで昆虫扱いされるのに対して、蜘蛛はそれ独自で独立している(クモ網クモ目)のだから、それ相応に生態が違うのだろう。

さて、そんな蜘蛛だが、どうして特別に嫌われてしまうのだろう。確かに道を歩いているときに顔に掛かる蜘蛛の巣は不愉快だし、知らない間に部屋に巣を作られるのもあまり嬉しいことではない。庭に巣を作られるのも大して嬉しくないけれど、でも、蜘蛛は害虫ではないのだ。虫を食べてくれるいい奴として、時には家の守り神としてさえ扱われているのだ(ボクの田舎だけかも)。

蜘蛛のイメージは、やはりあの巣にあるだろう。1度引っかかったら逃げられないという恐ろしい蜘蛛の巣は、子供心には強烈な印象となって響く。同じ理由でアリジゴクも怖いけれど、アリジゴクは幸いなことに蟻だけがターゲットなので、恐ろしさもそれなりに、なのだ。よく考えれば生き物はみんな他の生き物を食べているだけで、なんら差はないのだけれど、あのじわじわとやられていく、恐ろしい網のイメージが蜘蛛を際立たせている一因なのだろうな。

そういうボクは現実的にはやっぱり、ゴキが苦手。こちらはすばやい登場と予測不能の動きと繁殖力が恐怖の原因と思われる。


ロビン