カウントシープ
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2005年08月04日(木) からしどうふ

毎日暑い日が続いているので、普段は食べない冷奴を食べようと思った。我が家では豆腐はちゃんぷるーに入れる専門なのだが、そうして冷奴用の小さなパックを物色していたら、ふと目に入った「からしどうふ」。




子供の頃、ボクは他所の家に預けられていたのだけれど、その家にはボクから見て大人が沢山いて、やたらからしとかワサビとかキムチみたいな刺激的な食べ物が好きだった。当時はまだ子供の味覚で、そういった食べ物は受け付けなかったのだけれど、ある日この「からしどうふ」が食卓に登った。

おばさんたちは、それに辛子が入っていることをうっかり失念していた。普段は見ない丸い豆腐は、子供にはどこか魅力的に見えて、ボクはとても喜んで箸をつけた。当然辛子にあたって、あまりの辛さに涙ぐんだというエピソードなのだが、そのせいもあってボクはからしどうふが苦手になって、それから時々スーパーで見かけても、嫌な印象しかもてなかった。

さて、久方ぶりに見かけたからしどうふのエピソードを相方に話しながら、ひとつ買ってみた。相方は大の辛党で、対外のものは辛くないねというし、ボクももうカライモノにはすっかり慣れてしまったので、きっと辛くないだろうな、と思いながら、醤油をかけて食べたそれは、ほんのり辛子味で、中央の黄色い辛子の部分だけ集中して辛かった。

相方は最後まで、「何処が辛かったの?」って首を傾げていたけれど、ボクは何となく過去の敵を征服したような気持ちになってすっきりした。


2005年08月03日(水) いいあんべえ

相方の抗癌剤治療は、今も続いている。
今の抗癌剤は、中身にアルコール成分が入っているらしく、これを打つとまるで酔っ払ったようにふらふらになるらしい。当然アルコールに強い人はそれ程酔わず、弱い人はまるで酔っ払いになるそうだ。

ということで、行きはボクが一緒に病院まで車で行くけれど、帰りは交通機関を利用して帰っている。これ、もし警察の飲酒の検問にひっかかったら、アルコール検査で出たりは・・・しないよね、きっと。微量のアルコールだろうからね。それに、相方は普通より少しお酒に強いほうだ。


抗癌剤の日くらいはボクがご飯を作って上げれたらいいのだけれど、ボクは皮膚を傷めていて、現在手袋をして(右手だけ)生活している身なので、抗癌剤のある水曜日は外食することが多い。それに、ボクが作ったご飯は正直味付けがいまいちだからーと言い訳しながら、今日も外食に出かけた。

今日は、先日食べ損ねたウナギを食べようと、この土地ならではのひつまぶしを食べに出かけた。その店はじいさんが板前さんなのだが、このじいさんが、酔っ払っていいあんべえになりながら仕事をしていた。どこかでこんな人をみたなと思ったら、そうそう、今日も抗癌剤の後に病院をフラフラしていた相方のことだった。


2005年08月02日(火) mosquito

ボクは大変蚊にさされる体質で、1回外に出ると2箇所くらいは刺されてしまうし、公園なんかにいったらいっぺんに5箇所は刺されてしまう。
虫除けガードをすればいいのだけれど、あれをスプレーするときにむせこんでしまうので、あまりできればしたくない。結局まあいいかと思ってぶらぶらしているので、餌食になってしまうのだ。

相方とボクでは圧倒的にボクのほうが刺されてしまう。ボクはAB型、相方はA型。ABの血が美味しいなんて聞いたことないけれど、何か違いがあるのかな。
ところが、今年の夏は相方もよく刺されているようだ。毎年刺されなかったのに、どういう変化なんだろ?思いつくことといったら、今相方の血には抗癌剤が流れていること。蚊のほうは知らないだろうけれど、今の相方の血は吸ってはいけないんじゃないだろうか?

ハイエナが、病気で死に掛けているものを目ざとく見分けて、それを狙って死にたてを食べると読んだことがあるけれど、蚊も弱っているものを見分けるのかしら?どうせなら生きのよさそうな奴から吸ったほうが美味しそうだけれどな。


ロビン