カウントシープ
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朝シャワーを浴びていたら、相方が血相を変えて飛び込んできた、 「犬がいない」と。一番若くて一番大きな犬が消えたというのだけれど、立ち上がったらボクより大きな犬がいったいどこに消えるというのだろうか?
結局ウォークイン・クローゼットの中に閉じ込められていた(閉じ込めたのは寝ぼけていたボクらしい)のだけれど、暗いクローゼットの中に、ちょんと座って出してもらえるのを待っていたらしい。一声なけばいいのに、黙って待ち続けるのは行儀がいいのか、絶対見つけてもらえるっていう核心があるからなのか?
ボクの親は押入れに閉じ込めて反省なんていう古典的なお仕置きはしなかったけれど、逆にボクは押入れ−というよりクローゼットの中に興味があった。いつか読んだ『スケートを履いた馬』の中で、文字通りスケートを履いた馬と一緒に主人公の少年コンラートは南洋に旅に出る、その旅の入り口が洋服ダンスなのだ。
それはともかく、うちの奴らはみんなのんびり屋なのか、頭から靴下を被せて目もみんな覆ってしまっても、とってもらえるまでじっとしている。でもそれも一緒にいるときだけで、ボク達の姿が見えなくなるととたんに不穏になってしまうのだ。 家の中にいるとわかっているときは見えなくても大丈夫だけれど、初めてのコンビニの前では不安になるみたい。それだけボスに依存して生きる生き物なのかな、犬ってやつは。 もしボク達が居なくなったら、この3頭の中で誰がリーダーになるのかしらと思うけれど、一番若い雄犬がリーダーになりそうだ。
唐突だが、母方の従兄弟が発狂してしまったようだ。もうしばらく前からなのだが、ああ、やっぱりか、という感じ。ボクの祖母も精神病で死んだし、血族の中に精神病が多発しているから、そういう遺伝子があらかじめ組み込まれているのだろう。
ボクは、母方も父方も同じくらい精神病を持つ家系だから、その子供のボクはさらに遺伝子を受け継いでいると推測される。幸い、と言っていいのか、ボクと妹ははっきりとした精神病を今のところ顕してはいない。まあ、ゲイっていうのも精神病に含める風潮もあるから除外はできないかもしれないけれどね。 ボクは奇しくもゲイだから、子供が生まれることはないのだけれど、もしボクが子供を作るとしたら、そのことはとても気にかかるなぁ。
従兄弟は近いうちに精神病院に入院しなくてはならないと思う。本人は拒否しているが、それがもっともいい選択だと思うから、この週末にはまた家族会議だ。もう何年も・・・もう10年以上も会っていないおじさん達に会うのはそれだけで緊張するのに、難題が待っていると思うと週末は気が重い。
昨日録った第1話を見た。以下はその感想なり。
すごい 絵の クオリティ に驚き。 さすが攻殻を作ったスタッフですよほんとに美しい! ついでに冒頭の女の子同士ぺたぺたしているのも、これはボク達に対する餌ですか?ものすごくどきどきしてしまいました(アホ) 文句なしにサヤは可愛い!唇が妙に色っぽいしすこぶる可憐だ。
モチーフは吸血鬼ものなのか?タイトルどおり血まみれ。一番ゾクゾクしたのはサヤの口元にハジが血の滴る手を寄せたシーンか。キスシーンはとても印象的だった。ファーストキスってこれかぁ!みたいな衝撃でしたが。
ハジがチェロの奏者っていうところも自分の中では嬉しい設定。ハジは昔のアニメなら確実適役とか、物語に混乱をもたらす困った二枚目っぽい外見だ。長髪で前髪が長くて、青白くて、チェロを弾いて寡黙(かどうか解らないけど)これがヒロインの対の役なら、なかなか珍しいキャスティングじゃないかしら?
ロビン
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