カウントシープ
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2005年12月12日(月) ポケットにライ麦を

ボクはわりとパンが好きで、別に数日米を食べなくても平気なほうだ。(もともと一食分を食べるのは夜だけなので、一日一食と考えて欲しいのだが・・・朝はパンを齧り、昼は適当に売店で200円程度のものですませている)
でも、パンは作ることができないから(少なくとも今現在の我が家では)、どこかのお店で買ってこなくてはならない。ボクの好きなパンはどちらかというとライ麦パンやフランスパンのようなハードなものなのだけれど、これを作るのはちょっと難しそうな気がする。

近所にパンやお菓子の粉を扱うマニアックな食材屋があるけれど、そこにはちゃんと粉は売っている。それも、ちゃんと『ライ麦パン』の素や、『フランスパン』の素もある。どこがどう違うのかパン粉の成分など知らないけれど、これさえあれば簡単に焼けるかというと、そう単純ではないのだろう・・・きっと。
ボクは、料理の本を見てもあんまり思考が働かないっていうか、興味がないからか、全然頭に入らない。写真を眺めているだけなら、料理の本も面白いんだけれど。


タイトルの『ポケットにライ麦を』はマザーグースより。アガサ・クリスティもこのタイトルで小説を出している。こちらもなかなかおススメ。また、ライ麦といえばサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』、こちらは攻殻機動隊1Stのシナリオベースにもなっている作品。子供の頃、麦畑って見たことないけれどイメージは浮かぶような、不思議な存在だった。

高校生のとき、図書館でマザーグースの本を借りた。同じ本を何度も借りるので、図書のお姉さんが「また?」と笑った。ボクは本を開いて、この歌がいいんだよ、と『ポケットにライ麦を』を歌って聞かせた。お姉さんは黙って笑っていて、それからボクは高校を卒業して、2,3年した頃に、お姉さんは病気で死んだ。もう何年も前からずっと病気で、結婚もせずにいたらしい。ボクは、歌を聞かせて以来ずっと会っていなかったから、最後に見た静かな笑顔の次は、死化粧をした白い顔になって、いつまでもその白さだけが頭にこびりついている。


2005年12月11日(日) プチインフルエンザ

昨日はインフルエンザにやられて倒れていた。

水曜日、病院でインフルエンザのワクチンを相方と2人で受けてきた。ちょっと時期は遅れたけれど、まあこれで罹らなかったらもうけものだと思ったし、打った次の日にはもうそんなことは忘れていた。

多少腕がだるいなとか、しまったヴァイオリンを弾くなら左じゃなくて右にしておけばよかったとか(ボクは右利き)多少後悔したけれど、元気にしていたのだが、金曜日の朝、起きたら喉が痛かった。

ボクは先週からずっと仕事をしていて、今週末は久しぶりの休日だ。この休みを風邪で寝込んでなるものかと張り切って?風邪薬を飲んで出勤した。ところが、昼ごろには大分だるくなってきていて、夕方にははっきりと悪寒戦慄がしてきた。その症状から思い浮かぶ病名は「インフルエンザ」・・・
ふらふらしながら車を運転し、帰り着いて犬達を掻き分けベッドにもぐりこんだときにはもう39度まで発熱していた。
その後、どんどん熱は上がり、四捨五入で40度まで上がり、その間激しい関節痛とダルさに苦しめられ、翌朝には何とか解熱していた。

普通、インフルエンザに罹ったらこんなものではすまないと思う。過去の経験から、ボクなら3日くらいは寝込むところが一日だし、ボクの周囲は誰もインフルエンザを発症していない。ということは、この現象はワクチンに対するプチインフルエンザということか。

沢山のおじいさんおばあさんがワクチンを受けていて、みんな元気だったのに、それではボクはじいさんばあさん以下の体力ってことなのか?
そんなそんな・・・
と、後味悪いまま、いまだ風邪気味で、結局週末はどこにも出かけずヴァイオリンとお友達していた。


2005年12月10日(土) シャープ

お友達に薦められて、「炎の英雄シャープ」という英国ドラマを見た。(ケーブルテレビのミステリチャンネルにて放送中)
戦争ドラマだとは知っていたが、見てみてびっくり時代はまだナポレオンということで、大変地道な戦いぶりとアクションにまず感動。ひとりがひとりしかやれないなかなかタイトでフェアな戦いは、昨今の大量殺戮シーンに慣れてしまった我々には少々もどかしいが、そこが返って微笑ましくもある。

話の展開が速くてあっという間に出来事が進んでいくが、軍隊らしく出てくるのはむさくるしく薄汚れたヤローばかり(ひとりすこぶる美女もいます)、これがまた男のドラマというのかしら、挨拶代わりに喧嘩するみたいなノリだが、なんだかんだといって面白かった。

主人公シャープは、ショーン・ビーンという役者さんがやっているのだが、この人は悪役を多くこなしている人らしい。ボクは指輪物語でこの人を見かけたけれど、中途半端に顔立ちの整った人だな、と思っていた。
とっても美形というわけでもなく、かといってけしてブオトコではなく、ハンサムなほうにはいるだろう。指輪物語のときは美形のライバルが沢山いたけれど、彼(ボロミア)も消して見劣りしなかった。

ついでに、指輪物語の中のボクの美形ランキング
1位 アラゴルン・・・とても整った顔立ちをしている
2位 アルウェン・・・美人だが時に少し男らしくなるので次点
3位 レゴラス・・・やはりエルフは強いよね サラサラ金髪だし
4位 金髪のエルフの人・・・名前忘れた キラキラしてた人
5位 ファラミア・・・父親とのやり取りは涙を誘う
6位 ボロミア・・・最後はがんばった(途中まで悪役とみなしていたが)
7位 フロド・・・個性的な顔 巻き毛もGOOD
まあきりがないのでこんなところで。


ロビン