カウントシープ
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というわけで、ここのところは夜寝る前(というと1時過ぎだが)、暖めなおした紅茶を片手にホームズを1話見るのが習慣であり楽しみだ。頭がさえているなら話を進め、ぼんやりと見ていたいときはもう見終わった話を見て。
そうして、毎日一時間のイギリス英語のヒアリングをしているわけだが、少なくともホームズを見ている限り、イギリス英語というのは少しシャープで、芝居がかっているように聞こえる。
アメリカに長く住んでいた友達に、アメリカ英語とイギリス英語の違いを聞いてみると、「東京弁と関西弁くらいの違い」と帰ってきた。アメリカ人はイギリス英語を気取っていると感じ、イギリス人はアメリカ英語を田舎くさいと感じるとか。
ボク達は中学生から、いわば強制的にアメリカ英語を習っているわけで、どうしてもイギリス英語に馴染む機会が少なくなるわけだが、イギリス好きとしては、ここはひとつ、イギリス英語に触れてみたい!と思っては見たものの、ホームズは大変早くしゃべるので、いくつかの単語を聞き取るのに精一杯だ。
2006年01月06日(金) |
ジェレミー・ブレッド |
去年の暮れから、シャーロック・ホームズの冒険を見ている。ようやくグラナダ放送の「シャーロックホームズの冒険/完全版DVD」を手に入れたのだ。
このシリーズ自体はずいぶん昔からNHKで吹き替え放送されていて、小学生からの自称シャーロキアンとしては、もう大変に夢中になって見ていたのだけれど、大人になってからはこれが初めてだった。
このDVD、数年前にも上下セットで発売されていたが、そのときは買うことを躊躇った。ホームズ役のジェレミーを見るのが、あまりに切なかったからだ。 ジェレミーは、まさにホームズに相応しい外見と演技をする、まるでホームズ自身のような役者で、彼自身この役で大当たりをひいた。世界中のシャーロキアンに賞賛され、まるで彼自身がホームズであるような錯覚を覚え・・・今でもそう感じてしまうくらい、彼のホームズは見事だった。
だが彼は、10年にもわたる撮影の中で、愛する妻を失いうつ病に係り、また心臓の重い病気にかかり、最後は撮影のさなかに心臓麻痺で亡くなった。確か59歳の早すぎる死は、ファンにも相当ショックであり、その悲しみから、このシリーズを手に取ることを躊躇っていたのだ。
特に悲しいのは、物語も広範になってくると、ジェレミーが弱ってきていることが解ることで、薬の副作用で肥満が進み、彼自身もそれを非常に気にしながらの撮影であったこと、激しい動きはできない体で役に望み続けたことなどを思うと、まだ見ていない後半に手をつけるのが怖くなるくらいだ。
ホームズ自身は、一度モリアーティ教授と滝に落ちて死んだが、熱烈なファンの切望によって、10年の歳月を経て復活し、その後はドイルが亡くなるまで活躍を続けた。だが、ジェレミーが死んでしまったことは、あたかもボクの中に、ホームズまで死んでしまったかのような錯覚を覚えて、
またそう思わせるくらい、ジェレミーはかけがえのない素晴らしい役者だったのだ。
2006年01月05日(木) |
スパイス・クリスマスティー |
クリスマスに、テイラーズのチャイナ・ローズ・ペダルの茶葉を買いに行った。これをある女性に贈ろうと思っていたのだが、ふと見ると横に、クリスマス仕立てのテイラーズの紅茶缶が並んでいる。何でもクリスマス・ブレンドだそうで、毎年ブレンドの中身は違うらしい。
いつもの青い缶の蓋が赤色と、クリスマス仕立てになっていてとても可愛かったし、何せ気分はメリー・クリスマス、ちょうど良いとばかりにそのクリスマスブレンドを包んでもらって、自分の家用にもひとつ包んでもらった。
さて、家に帰って早速飲んでみることにして、まず蓋を開けてビックリ。 何にビックリしたかというと、その匂いだった。そこにはシナモンを基調とした、なにやら不可思議な香りがする。今までどんなフレーバーティだってこんな匂い・・・賑やかな匂いだったことはなかった。 慌ててブレンドの内容を見てみるとシナモン・オレンジ・レモンそれになにやらスパイシーなオイルが並んでいる。恐る恐る淹れてみると、以外や以外、思ったよりもずっと癖がなく、美味しくいただけた。 いや、癖があるといったらもう、癖だらけなのだけれど、美味しいという不思議な紅茶。 もしどこかで見かけたら、手にとって見てくださいな。
ロビン
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