雑 記
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今回は、モモンガ氏=アインズ・ウール・ゴウン魔道王が、兵士を殺戮してますなあ。 五本足の魔物が、兵士の列を縦横無尽に動き回って踏み潰して歩いてますよ。 召喚したご本人様ときたら、5体召喚は記録なんじゃないかとご満悦。 にしても、元同族を大量殺戮している原因を作った己のワザを称えるって、それはもうヒトじゃないわ〜 残虐と、誠実?小心?が混在したような性格になっているわけですが、読んでいると違和感もないんですよね。 アンデッドだし。
そうそう、またも……ですが、どうしてこう、紋切型の女性キャラ描くんだろうな。 ええ、セバスに恋する乙女ですよ。 このテのキャラって、書き手が女性ならあまり出さないような気がする、と前にも書いたけれど。 一途で、ちょっと大人し目、でも己の欲望には忠実で、この人と一緒にいたいんです、どんなことも耐えてみせます、なんて言いきってしまう。 うーむ、世の男性の多くがこーいう女性が理想なんでしょうかね…… モモンガ氏=モモン氏に惚れてしまう魔法使いも、気の強さはあっても、結局、同じタイプ。 アルベドは……そーいうプログラムだから仕方ないとしても。
こんな風に気になるのは、あまり好きじゃないからなんだろうな(笑) 萩尾望都さんの作品にもよく出て来るある意味ノーテンキな女性(少女)キャラも好きじゃないんだわあ(笑) 一途で、周りが見えなくなっていて、みたいな。 同じような性格のキャラを使うのは必要だからなのか、重要じゃないからなのか。
今回、セバス以外には、大好きなキャラがいませんね。 これから出てきたら嬉しいんですけどねー♪ 主人公のモモンガ氏は、見ていて面白い。 己の失策への不安、部下=ナザリックNPCに深読みされてでもそれを本人が分からなくて途方に暮れるとか(笑) 残虐な部分はアンデッドだから、で納得してしまっているのだろうな。
ハラハラドキドキといえば、ナザリックNPCが人間と関わると心配になりますねえ(笑) 人間を下等生物だと思っている彼らですから、まずい対応しちゃうんじゃないかとか、初めてのお使いに出す我が子を見ているかのような心境ですよ(笑) ナーベは、もう特にね。 笛で召喚されるゴブリンたちの方が余程安心できるわ。 今は、アルベドさんの初めて、ですね。 心配だわ〜(笑)
で、ここからが本番(ぇぇ) PLは、ファンタジーは常々世界構築がキモだと思っていました。 ストーリーで強引に引っ張っていくこともあるかもしれませんが、ソレは好きじゃない。 せっかくの妄想の世界なんですから、緻密に創り上げてほしいんですよ。 だから、ブラットベリなんかは、あれは本当に美しいと思う。 シャンブロウなんかも、すごく好き。
この本は、ここが良くできていて、情景が即座に浮かぶのがPL好み。 どこにでもあるような村や王都、魔法に騎士、冒険者といったありきたりな素材なんですが、きちんと書き込まれていて、イラッとすることがない。 ナザリック自体がダンジョンですし、ドラゴンもいるし、PLには至福。 殺戮場面が結構あるので、そこが駄目な人はダメかなあ。 なにしろ、モモンガ氏が、本当はただの人間の意識のはずなのに、人間を実験台にしたりしていますしねえ。 そう、主人公もお日様に恥ずかしくない人とは対極に近いところにいるわけです。 残酷やら残虐やらは、まー妄想の世界なのでってことで、このお話の良いところは、戦闘シーンも挙げられるかな。 背景の描写などは、ゲーム世界を見ているのである程度は補完しているのかもしれませんが、戦闘シーンはやはり、ゲームとは違い、妄想を掻き立てられますね。 ゲームでどれだけ上級者が操作しようとも、文字からの想像には及ばないとPLの頭は思っていますので。
…ゲームといえば、黒い砂漠でクエをこなしていたらPKに遭ったわ。 誰かいるのは知っていたのだけど、今までこそこそっと何かを破壊するくらいは大目に見てくれてたと思うんだけど、今回の人はあっという間に殴りに来て、というか、敵を連れてきたんですよね。 大量に来られるとPLの操作では覚束ない場所だったので、呆気なくお陀仏ですよ。 近くで復活できることはわかっていたので、いいんですけどね。 別に怒りも湧きません、そーいう世界なんだし。 悔しかったら返り討ちできる程度に強くなればいいんです、が、それはPLには一生かかっても無理(笑) 己の弱々は一生治らない。 しかし、ケチーいいじゃん、彫像一体破壊するくらいさせてくれたってさー すぐにいなくなるんだからさー居座ってたらKILLしてくれていいけどもー
なんだっけ。 あ、戦闘シーンね。 今までファンタジーもそこそこ読んできたPLですが、戦闘シーンを書き込むタイプのはあまり読んでなかったので、もしかしたら、これくらいは普通にあるのかもしれませんが、とりあえず、PLは好きですと(笑) ナザリックの面々が強すぎるので、人間界では敵なしなかんじではありますけどね。 でも、たぶん、これからゲーム・ユグドラシル時代の敵対者が出て来るのでしょう。 そうしたら、今度はハラハラドキドキがあるに違いない。 今は能力差がありすぎて、ハラハラはしないし、どちらかというと、あっっっその人殺さないでー!という感情移入のしかた。 必ずしもナザリックの面々に肩入れしているわけでもないPLがいます。 特定キャラに感情移入するPLとしては、ナザリックの執事、セバス爺が好きなんですが、人間の女がっっ纏わりついてやがりまして、これがムカツク(笑) ナザリックのキャラたちにホレタハレタはやめとけ、と思うわー そんなありきたりの感情を持たせないでほしいところですが、セバスは、ナザリックでは一番の良心を持つ男。 人を下等生物と認めつつ、困っている人を見たら手を差し伸べるのが当たり前の男。 惚れられてもしょうがないよね、おまけに強いし。 あとは、ドラゴンが活躍してくれたら最高なんだけどなー
あけましておめでとうございます……じゃねーよ!
今年はここをきちんと更新しようとか、そんな抱負は一切なく。 そもそも誰か見ているとは思えないしねー 本の話は、なかなかできないから、ここで書いてる。 さて、この正月に、のめり込む面白さの本を与えられた(笑) 『オーバーロード』 いやーこれは面白いわあ。 貪るように読んでいる。 簡単に言えば、プレイしていたネットゲーム終了日に、本人とその所属するギルドごと異世界に飛ばされて、という、設定はペタな話なんですが。 プレイヤー41人で築き上げたかなり高位のギルドで、ほかのメンバーは飛ばされてこず(今のところ)主人公のプレイヤーが慣れない指導者になってあたふたしつつ、なんとか回しているという、ある意味涙ぐましい話なんですけどね(笑) メンバーが作成したキャラが、すべて彼、モモンガ氏に傅き、至高の存在として扱われ、ただのサラリーマンだったモモンガ氏が一転して一番エライ人に。 最初の頃になりゆきでそうなってしまったらしき、世界征服へと(笑) モモンガ氏は、施設(ナザリック)と残されたチームを守り、ひっそりと他のメンバーを探すはずだったのに、話が大きくなって、本人あわあわしているといったところ。 しかし、威厳を保つために、そんな姿も見せられず、しかも残されたキャラはどれもこれも強くて妙なクセがあったりなんだりで、でも共通していることは、41人を志向の存在と崇めていること。 今はモモンガ氏しかいないので、それを一心にひっかぶり(笑) そして、ナザリックの方向性として、黒い方を選んでいるので、全員が人間を下等生物と見做しているわけです。 一定のルールは踏まえているのでしょうが、好き勝手に作られたキャラなので、各自の嗜好が現れており、プレイヤー同士で気が合わないとキャラにも反映されていたりしていて、時々モモンガ氏が回顧したりしている。 当然ですが、美人だらけ、ブサイクも昆虫もアンデッドもいるわけです。 みなさん、お強い。
毎朝ドラマ観てはイラッとしてる。 ストーリーいきあたりばったり、キャラ設定の甘さ、なによりも、ヒロインがね…… バカだから、を理由に反省も進歩もない。 いいトシしてなんだろう、あの言葉遣いは。 子供まで影響されてる。 PLには、あの家族愛?もちょっと相容れなくて。 当人のいないところで、自分の娘を幼馴染にもらってもらおうなんて言い出すとか、ちょっと…… 地域住民全体を持ち出して自分らもそれに乗っかって、娘の開発した商品への出資は渋るとか、なにかこう、娘愛に一貫性がないような。 ちゃんと実物見てからモノを言えってば。 ついでに、おかーさんのあのしゃべり方がダメだわー
観なければいいのにね(笑) だってPL、イケメン見るために観てる…… 毎朝目の保養してるのですもん。
さてさて、ここを更新してない間、結構本読みました。 先日はしゃばけの話をしましたが、今日はひきこもり探偵です。 坂木司さんの、ひきこもり探偵シリーズも面白かった。 でもこれ、3冊しかないのね……残念。
坂木司さんの著書に最初に触れたのは、和菓子のアン。 で、同じ著者と気づかずに手にして面白かったのは、ハニービーエキスプレスのシリーズ。 これもまだ2冊と脇役を主人公に変えた短編集しかないのかな。 PL的には東京バンドワゴンみたいな位置付けです。 どちらも、LOVEだねぇ〜だわ(笑)
そうそう、ひきこもり探偵。 殺人事件みたいなタイヘンなことではなく、身近で起こる不思議を解いていきます。 PLは、この類が好きみたい。 さんざん、御手洗潔シリーズや綾辻行人さんを筆頭に新本格モノを読んできたはずなのに。 ひとつ、気になるのは、主役、泣きすぎ。 男のくせに、って言ってはいけないんだろうけれど、とにかく涙腺がもろい。 年寄並みにもろい。 これがちょっと気になる……
少し前に、大変ツボなヤツを発見しまして。 畠中恵さんのしゃばけのシリーズ。 時は江戸、廻船問屋兼薬種問屋の若旦那と妖の面々が日常の様々な謎解きをする……ミステリーとも言えそうなお話。 この若旦那、恐ろしいほどに体が弱く、人生の大半を寝て過ごしているという変わり種な主人公です。 寝起きしている離れには、妖、付喪神が集まって、それはそれは楽しそうなんですよ。 キャラもそれぞれしっかり立っていて、PLの嗜好にはまっている(笑) 滝田ゆうさんの挿絵もまた、良くて。 PLは、鳴家が可愛くてお気に入り。
ミステリーとしても面白いのだけれど、この物語って、時を超えた思いが根幹にあるんです。 若旦那の祖母と祖父は、何百年も時をかけて結ばれるというのが、あって。 祖母が妖で、最初に出会った時に添えなかった祖父が生まれ変わる度に探し続けていたという強い思いが繋がっていくんです。 妖は寿命が長いので、若旦那には先立たれるわけですから。 一生を共に過ごした妖たちが、孫である若旦那の生まれ変わりを探すんです……とは言え、若旦那が主人公ということがあるのでこの話はひとつしか出てこないです。
あまりに鳴家が可愛いので、ラインスタンプまで買ってしまったわ(笑) 今、図書館で最新刊を貸し出し申請して順番待ち。
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