読書日記

2001年08月20日(月) 「本の雑誌九月号」「イン・ポケット八月号」「本の話9月号」ga

「本の雑誌九月ダイコン川流れ号」「イン・ポケット八月号」「本の話9月号」が続けて届いたので例によって拾い読みする。
 今日のところは「本の雑誌」には興味を引くような記事はなかった。この雑誌は何度も開いて読み返すべき本なのであくまでも「きょうのところ」。
 「イン・ポケット」は連載32回目の「書斎曼茶羅(本と闘う人々)」のみ。学習院大学教授の下宮忠雄氏の研究室訪問で、この連載は画期的にいつも面白い。
 「本の話」は結構読んだ。新連載の山之口洋の「本の水脈」第1回はジョルジュ・ペレックから筒井康隆へ。川端裕人の連載「未来は霧の中」今回はトムとジェニーの時間旅行。二宮清純の本紹介エッセイ「『野球術』は悪企みの宝庫である」などを楽しく読んだ。 時間的に本を読む時間が制限される時期に突入。読書スランプなどと言うまでもなく時間を捻出しなければ暫くまともに本は読めない。



2001年08月19日(日) 8月14日(火)から8月19日(日)までの読書。「SFマガジン9月号」を読む。

8月14日(火)から8月19日(日)までの読書。
「SFマガジン9月号」を読む。
テッド・チャンの「あなたの人生の物語」(訳=公手成幸)はネビュラ賞受賞作。突然出現した異星人の言語を学習した女性言語学者は驚くべき認識力が身についたことを知る。これから生まれて成長し山で死ぬ運命にあるわが子への優しくも悲しい語りかけで始まり終わる、言い知れぬ憂愁の雰囲気に満ちた不思議なファースト・コンタクトSFであり、未来の純文学でもある。◎
林譲治の「バンシーとの邂逅」はシリーズの6作目にあたるが、これだけでも読める。時代は2170年頃。もっと遠い未来の出来事のような気もするが、その時代のある人間がさらに遥か未来から来た宇宙意志のようなものと出会ったおかげで、という話し。これも一種のファースト・コンタクトものでテッド・チャンの作品と共通する部分もある。△
スティーヴン・バクスターの「氷原のナイト・ドーン」(訳=中村融)はローカス賞受賞作。雪と氷の世界に棲む人間たち。これは超未来の地球らしい。<衝突>によって地球は人類にとって住みやすい世界ではなくなった。吹雪が起きると行う<おしくら>の描写が切実で苦しい。○
友成純一の「90年代SFホラー映画論・人間廃業宣言」は8回目の連載で、今回は「<エイリアン>シリーズの弁証法的展開」を語る。ちょっと前にテレビで「エイリアン4」を見たばかりだったので非常に面白く読んだ。○

椎名誠の「あるく魚とわらう風」(集英社文庫、2001.2)を脈絡なく読み始める。270ページほどまで読んだ。14日(火)ころからずっと読んでいてまだ終わらない。「東奔西走」「慌ただしいドタドタ人生」とある通り出かけて行った場所や出会った人々は数知れず。とても読んだり書いたりする時間はなさそうだが、いつでもビールを飲むようにどこでもいつでも書いているのが驚くばかりである。1995年から1996年までの1年半の詳細な日記。筆者に興味がなければたいして面白くはないだろうが、意外に逆に興味を持つかもしれない。こんなに働く(動く)作家は類例がないのではないか。

渡辺浩弐の「ブラックアウト」(幻冬舎文庫、1999.11)は人気のあった深夜ドラマの原作で連作短編集である。最初の「設計された子供たち(クローニング)」を読んだが、いま一つ乗り切れず。解説の小谷真理が面白そうに語っているが、最初の話を読んだ範囲では△

「始祖鳥記」少し読み進める。



2001年08月13日(月) 8月13日(月)「鳥類学者のファンタジア」(奥泉光)を読み始めたが、

8月13日(月)
「鳥類学者のファンタジア」(奥泉光)を読み始めた。女性ジャズピアニストの饒舌な語りですべての物語が始まり終わるような勢いである。自らのこと、仲間のこと、柱の影の聞き手のことなどその語りを楽しんで聞いているとじきに黒いドレスの不思議な女性が現れる。名前は主人公と同じ「霧子」だという。とんでもない物語のほんのとば口にすぎない感じだが、ここまで読んで中断した。
本に対する気持ちが分裂気味で途中で違う本を物色し始めるのだ。一冊の本に集中できればよいのだが。京極夏彦が以前読み始めたら辞書でも何でも最後まで興味を持って読み通す意味のことをテレビ出演したとき(NHK)言っていた。非常にうらやましい。一冊の本に長時間かけると別の本を読めない。すごく貧乏ったらしい気持ちである。結局まともに読書できないというジレンマ地獄に陥ることになる。「鳥類学者のファンタジア」は実に魅力的な始まりで中断したくない気持ちがある。それなのに古本屋で別の本を物色しているのだ。
創元推理文庫に入っている「フロスト警部」シリーズはそんな自分としては珍しく最近集中して完読できた本だ。ずっと気にかかっていて2作目の「フロスト日和」をすぐに新刊で買い、読もうとしてそのままになっていたのを、最近3作目「夜のフロスト」を店頭で見て、改めて読むことを決心。1作目の「クリスマスのフロスト」は既読だが、まったく記憶に残っていないので再読のつもりで読み始め、内容を思い出すところまでと決めていたのに、最後まで実に面白く読み終えてしまった。読んだ記憶がかけらも蘇らず既読の自信が大きく揺らいだ。
次の「フロスト日和」は大部の文庫本で読んでも読んでも終わらないことになぜか多少辟易しつつも納得の充実読書体験になった。シリーズの1作目と2作目を続けざまに読んだのは久しぶりである。読んだ後は、こんなに愉快で面白いのを今までなぜほったらかしにしていたのかと反省した。
すぐに邦訳最新刊「夜のフロスト」に手を出さないのが最近の自分の傾向である。「本の雑誌」や「ミステリマガジン」の書評で面白さ保証済みなのだが、ひるむのである。
やや理屈っぽくなってきたので結論だけいうと古本屋に「夜のフロスト」が出たら読むことにした。東京創元社には悪いが、そうやって読む気持ちが熟す期間を設けたつもりだった。いくら人気があってもまだ出回ることはないだろうとも思った。
ところが世間の動きは早い。それを今日の夜、近所ではなくて家から200キロほど離れた街のたまたま寄った古本屋で見つけてしまった。100円とか200円になるまで買わないという手も考えたが半額で購入した。どうするか。
ちなみにそのとき一緒に買ったほかの文庫本。
司馬遼太郎の「この国のかたち」(文春文庫)を3巻から6巻まで。
オコンネルの「アマンダの影」(創元推理文庫)
ドロシー・セイヤーズの短編集「ピーター卿の事件簿�挟蕕里覆っ法�(創元推理文庫)



2001年08月12日(日) 「マイアミプレスの特ダネ」(ルーファス・キング)「餓狼伝�勝廖別緩轢咫砲鬚�ろうじて。

「マイアミプレスの特ダネ」(ルーファス・キング)「餓狼伝�勝廖別緩轢咫砲鬚�ろうじて読む。
 「マイアミプレスの特ダネ」はコメディ・ミステリー小説とでもいうべきもので、基本的には金持ちの娘誘拐ものだが、その誘拐される娘のキャラクターが大胆不敵桁外れの迷惑かけ放題楽観主義者なので、そのキャラクターの面白さが魅力である。怖いもの知らずの娘とその他の人物との会話が抱腹絶倒、結末の登場人物の一人にとっては非常に迷惑な落ちも利いている小気味のよい作品。
 これは「不思議の国の悪意」(創元推理文庫、1999.8)全8編中の2編目。
 「餓狼伝�勝廚話闇畔玄靴箸いμ樵阿粒米�家が主人公の格闘小説。毎回内外のさまざまな格闘家同士の対決が描かれる。この巻は妖しげで底の深そうな格闘家姫川勉を軸にガチンコ対決が繰り広げられる。「相手の心を折ることが勝つということなのだ」がメインテーマになっているが今回は超飛ばし読みをして筋のみ追ってしまった。6巻目くらいまでは熟読していたシリーズで今回はそんな読み方をしたが気にかかる物語である。

 今日は職場の羽球同好会の大会(ダブルス5チームによるリーグ戦)に参加し、気力、体力などあらゆる力を使い果たした。

 明日から3日間このパソコンの前を離れるのでまた後で思い出して日記を書くこと。
をかろうじて読む。
 「マイアミプレスの特ダネ」はコメディ・ミステリー小説とでもいうべきもので、基本的には金持ちの娘誘拐ものだが、その誘拐される娘のキャラクターが大胆不敵桁外れの迷惑かけ放題楽観主義者なので、そのキャラクターの面白さが魅力である。怖いもの知らずの娘とその他の人物との会話が抱腹絶倒、結末の登場人物の一人にとっては非常に迷惑な落ちも利いている小気味のよい作品。
 これは「不思議の国の悪意」(創元推理文庫、1999.8)全8編中の2編目。
 「餓狼伝�勝廚話闇畔玄靴箸いμ樵阿粒米�家が主人公の格闘小説。毎回内外のさまざまな格闘家同士の対決が描かれる。この巻は妖しげで底の深そうな格闘家姫川勉を軸にガチンコ対決が繰り広げられる。「相手の心を折ることが勝つということなのだ」がメインテーマになっているが今回は超飛ばし読みをして筋のみ追ってしまった。6巻目くらいまでは熟読していたシリーズで今回はそんな読み方をしたが気にかかる物語である。

 今日は職場の羽球同好会の大会(ダブルス5チームによるリーグ戦)に参加し、気力、体力などあらゆる力を使い果たした。

 明日から3日間このパソコンの前を離れるのでまた後で思い出して日記を書くこと。


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