| 2003年01月21日(火) |
藤原和博『自分「プレゼン」術』(ちくま新書) |
藤原和博『自分「プレゼン」術』(ちくま新書 2000年9月20日第1刷発行 2001年3月15日第4刷発行 660円221P)
[よのなか]の歩き方シリーズに通じる本。題名がすべてを語っているとわかるのはすでに2年前の本だからである。 内容は現時点では常識に近いのである。特に目新しいことなどない。しかし、ここには大事な基本が解説されている。 時に読み返して確認しよう。 それにしてもこの著者の本はつい買って読んでしまう。 著者の主張を実行できたなら世の中は少し変わっていくかもしれない。
| 2003年01月20日(月) |
宮本昌孝『ふたり道三 一』(新潮社) |
宮本昌孝『ふたり道三 一』(新潮社 2002年12月20日 1600円 335P) 全4巻のうちの1巻目。当然、次巻に思いを接がせる終わり方をしているが、この巻のみでも傑作である。 巨大な石柱の頂きに立つ獣じみた者の奇妙な振る舞いから始まる下克上の時代の物語は凄まじい迫力と緊張感に満ちた大傑作。この著者は傑作といえる作品をすでに十分と言える数ものしている。この作品はそれらを凌駕する優れた時代小説である。 残念なのは帯の宣伝文。先の展開や謎を考えながら解きながら読んでいくのが大きな喜びの一つなのに、帯の文章が親切にも教えてくれてしまうのだ。 傑作は目をつぶって買え。教訓である。映画がそうだが前宣伝はほどほどに、またはもっと工夫しよう。 『ふたり道三』というせっかくの意味深題名は作者の読者への呼びかけかつ問いかけであるはずだ。 それが読む前にわかってしまってはもったいない。200円ほど安くしよう。 とはいってもこの作品は、大傑作。この調子で残り3巻が続けば宮本昌孝は恐ろしい。 繰り返すと、この1巻だけでもこの1巻に対して私は第1回ガワイセ大賞を贈る。 ああ驚いた。
| 2003年01月19日(日) |
藤原和博『給料だけじゃわからない![よのなか]の歩き方�◆戞覆舛�ま文庫) |
藤原和博『給料だけじゃわからない![よのなか]の歩き方�◆戞覆舛�ま文庫 2001年11月7日第1刷発行 580円 190P) 『お金じゃ買えない』の続編。 以下、印象的だった文章を抜粋してみる。
21世紀に通じる「個人のための哲学」 日本のビジネスマンはこれから10年のうちに、「自分のテーマを追うシゴトをしているもの」と、「他人が設定したテーマの実現を手伝う仕事をしているもの」の2つの部族に分かれるだろう。 だから、自分のテーマを掲げよう。 そこに、自分自身で実感できる、リアルな「存在感」が生まれるはずだ。 私が意味づけた分だけ、私が意味づけられる。 「意味づけるチカラ」は「生きるチカラ」に昇華して、私たち自身の存在感を保証する。自分の存在とそれに直結した仕事の意味に確信を持っている人に、いい仕事ができないはずはない。 自分自身の意識の中で「意味づけるチカラ」がダウンすると、メディアのリアリティが襲ってくる。
平易な言葉使いで核心に迫る。ビジネスマンに限らない考え方だ。
| 2003年01月18日(土) |
野口悠紀雄『ホームページにオフィスを作る』(光文社新書) |
野口悠紀雄『ホームページにオフィスを作る』(光文社新書 2001年11月25日初版第1刷発行 700円 229P) 情報発信の手段ではなく自分が使う仕事場としてホームページを位置づける。ホームページを見てもらう場所ではなく自分で使うための便利で有意義なオフィスにしてしまおうという呼びかけと実践の書である。今となっては似たような視点からの類書も出揃い、当たり前になってしまった考えだが、「基本」と「現実」をしっかり踏まえた上で具体的かつ網羅的に書かれているのでまだ有益な本なのではないか。
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