白月亭通信別記
老い先短い残照の日々、
おりふしの所懐を、
とりとめもなく書き留めて…

2005年06月10日(金) 薩摩の守

 70歳になったので敬老パスをもらい市内バスは無料という特典を得てよく利用しているが運転手には受けがわるいようだ。バスを降りるときつとめて「ありがとう」と言うようにしているがたいていの運転手が返事をしない。どうも心の中で「うるせー。さっさと降りろよ。この老いぼれ」と思っているような沈黙だ。福祉ずれした薩摩の守(忠度=ただのり)への反感もわかるがあからさまに態度に出されると「長生きして悪かったな」と憎まれ口をたたいてみたくなる。


 < 前頁  INDEX  次頁 >


白月 [MAIL] [HOMEPAGE]