白月亭通信別記
老い先短い残照の日々、
おりふしの所懐を、
とりとめもなく書き留めて…

2005年07月15日(金) 四絶

 小泉さんは国会の答弁によく論語を引用する。「信なくんば立たず」とか「罪を憎んで人を憎まず」といったたぐい。なんとなくカッコよく聞こえるけれど勉強のできる子なら中学生でも知っているようなありふれたことばだ。民主党の大塚耕平議員が参議院における郵政民営化法案をめぐる討論で同じ論語から「四絶(絶四)」という言葉をひいてゴリ押しする小泉さんをやりかえしていた。四絶とは「独断的な思い込み・無理な押しつけ・一つの考え、言葉に固執する事・でしゃばる事、この4つは決してしなかった」ということらしい。つまり国民が望みもしない法案を無理強いするなというわけ。


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