司馬遼太郎さんの話の受け売り(「風塵抄」による)。日本人は「電気ジャーのように、知っている人がボタンを押すと、礼儀という温かいお湯をだしてくれる。そうでなければ(知人でなければ)"閉"のままで、仏頂面をして、バス停やプラットフォーム立っている」のだそうだ。しかも他人に対して横柄にふるまいがちになっていると指摘している。司馬さんはいう「昔の日本人のふるまいは決してそうではなかった。いまのままだと日本人は世界から嫌われ者になり仕返しを受けるだろう」と。で、結論は「日本人はまず顔をリラックスさせるべきだ」。わが一族もいつも顔をひきつらせていはしないかという反省をこめて。
|