青いくもと白いそら
想い出 † きのう † あした
すれ違う人々 行き交う人達
何に向かって歩いているのか 何を目的に歩いているのか
私は知らない
友達とお喋りしている女子高生 携帯を手に早足でかけてゆくサラリーマン
彼らには彼らなりの日常があって 夜には帰る家もある
幸せですか?
ほんの一握りの日常に わずかに落ちた異分子で
それが持つ苦しみも 抱えている悲しみさえも
だれもそれに気づかない
嘘と偽りが紡ぎだす なんとも奇妙なこの都(まち)で
必死で生きている人間の 埋まらない胸の隙間に
気づく人はいるのでしょうか?
幸せですか? 心から笑えていますか?
他人に冷たいこの場所で 一人ではないその有難さを
あなたはきちんと知っていますか?
捩(ねじ)れて捩(よじ)れた人間の 奇妙は人との繋がりは 正せも解せもしないもの
一日に幾万という人々が 確かに横切るこの場所で 私は孤独を感じるの
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