青いくもと白いそら
想い出 † きのう † あした
忘れた罪を思い出すの
一生癒えない傷を負わせたあの時のことを
ゴメンナサイも言えなかった
私の罪は彼女の全てが終わった時から始まった
もっと早くに気づくべきだったのに
そうして謝罪すべきだったのに
気づけなかったの
罪を負ったことなどたいしたことじゃない
ただただ
ゴメンナサイ
その一言が言えなかったことが
何より私を苦しめるの
彼女の痛みが判らなくて
自分の保身ばかり考えていた愚かなあの時の私
例えどんなに後悔しても
もう何も彼女には届かないから
私はせめてもの償いに
何をすればいいのかもわからないの
彼女の全ては儚く散った
なぜこんなにも早かったのだろう
彼女は幸多くあるべきだった
私はここに当たり前のようにいるのに
なぜ彼女はいないのだろう
全てを過去にしてしまうには
ただただ全てが鮮やかすぎる
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