青いくもと白いそら
想い出 † きのう † あした
この他人にとても冷たい都(まち)で
でも なにも失わずにいられるのならば…
人って恐ろしい
顔にはそんな綺麗な笑みを浮かべているくせに
陰では何を言っているのかわかりもしない
親切にも私に話し掛けてくるくせに
裏では私のありもしない耳を疑うような噂を流している
信じられなくなりそうよ
何もかも
本当は本当にいい人かもしれない人までも
区別なんかつかない
私に向けられる善意が本当に善意であるかだなんて
私には理解もできないことだわ
この他人に冷たい都で私が傷つかずにすむというならば
私は何だってできるでしょう
私は悪魔にだって身を売るでしょう
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