青いくもと白いそら

想い出きのうあした


2003年02月18日(火) scapegoat




嘘だ と叫びたかった

信じてくれ と縋りたかった


僕にそんな資格はないけれど




僕の口は

心とは正反対の言葉を身勝手に紡ぎだし


頬を伝う涙だけが本当だった




本当に向かって 嘘の波をどれだけ掻き泳いだとしても

僕と君の距離は変わらない


それだけが真実で

僕はその現実に 押しつぶされてしまいそうだった




あぁ たった一度だけでも 君の笑顔が

僕に向けられたものであったらよかったのに










あやか † mail