青いくもと白いそら 想い出 † きのう † あした
人が死ぬと電話がよく鳴る床に置いた受話器も朝からじっとしていない人が死ぬとなんだかすっとするまるで心に冷風が吹いたみたいに生まれて初めての死を葬儀で感じてからもう十数年たったけどいまだその知らせを聞くのには慣れない火葬場でいまはもう昇らない煙を描いて他人の死について考えていた。死に振り回されるはおとずれた本人よりも周りを取り囲むもの達