2003年10月02日(木) 仁義なきアイライン
イーは井ノ本ーのーイー♪
こないだ某化粧品メーカーのメイクアップ会に行ってきました。 メーカー専属のメーキャップアーティストが来店してメーキャップしてくれるのです。 プロの人の化粧はおもしろいので時間が合えば行くようにしています。 想像もしなかった色を塗られたり。 使ったことがないようなものを使われたり。 いろいろ発見があるとです。
その日はえーとアイラインについて学びましたよ。 アイライン。 目の線。 そのまんまですが。 目のふちに沿ってペンシルとか筆ペン状の筆で入れます。 目がぱっちり見えるらしいです。 らしいっていうのはいままで使ったことがなかったので。 だって目のふちなんてどこに描けばいいかわからないんだも。 あんまりキワキワに入れると目に刺さっちゃいそうでこわいし。 でもあんまりふちから離れると間違ったビジュアル系になってしまうし。 というわけで縁がなかったのでした。 しかしその日メーキャップアーティストは迷わずペンシルタイプのアイライナーを取り出し。 「これを上まぶたに入れますんで下見ててください」 はい。 素直に顔の位置はそのままに目線だけ下にするわたくし。 メーキャップアーティストはわたしのまぶたを引っ張ってアイラインを 痛い 痛いって イデデデデデ あんちゃんなにしてけつかるねんわれ! とカウンターを蹴り上げたいところですがまぶたを押さえられていて身動きできません。 エマージェンシー。 もう逃げ出したい。 そして行きたい。 ここではないどこかへ。 無駄にGLAYを気取って堪えていたら 「はいできましたよー」 と鏡を渡され。
あらーきれいに縁取られてる。 確かに言われてみると目がぱっちりしてるように見えなくも。 しかしわかりません。 まじまじと鏡を見つめてもわかりません。
どこに入ってんの…?
メーキャップアーティストさんに尋ねます。 あのー今アイライン入れてましたけどどこに入れたんスか? メーキャップアーティストさん即答。
「まつげの内側の粘膜のところです」
…なんかいますごいこと聞いた気がするんですけど。 あのーすんませんもっぺん
「まつげの内側です。この粘膜のところ」
粘 膜 ! ? …道理で痛いわけだ… つうかあのー目の健康にいいんですかそれ 「よくはないでしょうね」 あのーよくないんだったらなんでまたそんな粘膜なんて 「そこに入れるのが一番きれいに見えるからです」 ………
わたしが思っている以上に「きれいになりたい」という世の女性のみなさまがたの願望は強いものだったのですね。 アー耳を澄ませば願望たちの声が聞こえてくるような。 目の健康より見た目だぜ! 見た目がキマるんだったら粘膜にだってガンガンアイラインだぜ! きれいになるぜきれいになるぜ!
いやわたしは遠慮しとく |
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