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暗黒童話/乙一
2001年09月30日(日)
今日は乙一の「暗黒童話」を読んだ。
左目を移植された少女は、それまでの記憶を失い、代わりに左目の記憶を見るようになる。その映像の中に事件の影を見つけ、彼女はその地におもむく…。

なかなかグロい話でした。後半、読んでてお腹気持ち悪くなってきちゃったし…。
なんだか、どこまでがおとぎ話なのか現実なのかがわからないような雰囲気。まあこの人の話はどれもそんな感じだけど。最初は夢のような感じなんだけど、最後はミステリって感じでちゃんと合理的に(?)謎が解かれたりするんだよね。

あとがきで本人が書いているように、集英社では彼はホラー作家として扱われているらしい。一方、角川では「せつなくて少しいい話」(笑)を書く作家として扱われている。
そーいう「感動的な心暖まる話」ばかりを求めていると思われるのはシャクなんだけど(笑)(なぜ)
でもまあ、確かにそういう部分はあるけども…。だからといって、ホラーが嫌いということはなく。だからといって、この話を絶賛できるわけでもないのです。
まあつまりそういうことです。おもしろくなかったわけではないけど、すごくおもしろかったわけでもない。もっと期待してます。


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