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きっと君は泣く/山本文緒 2001年12月14日(金) 先週出かけたときに読みかけだった本。中途半端だったので、今日中に読んじゃうことにする。美人に生まれついた椿。現在はコンパニオン。何人もいる男友達、中学の時からの腐れ縁の男。女友達はほとんどいない。 しかし、尊敬していた祖母が怪我をきっかけにボケ始め、父は破産して寝たきりに。 なんというか。この人の書く「不幸」には妙に現実感があるから怖い。 後半の、祖父の娘に会いに行くところ、ほんとにぞっとした。下手なホラー読むより怖かった。 そして、この人の書く主人公たちの行動には、妙に説得力がある。理性的に考えたらそんな行動とらないでしょう、というような行動でも、ああわかるな、と思わせられる。最後のセリフにはぐっときた。 |
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