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クラウド・コレクター/クラフト・エヴィング商會、Think 夜に猫が身をひそめるところ/吉田音 2002年01月01日(火) ゆったりとうちで本を読もうと思ったので、「うちでしか読めない本」を読むことにした(笑) この本、装幀が綺麗なハードカバーの本なので、持ち歩けないからね。「クラウド・コレクター」は、お店で表紙を見て一目惚れ、中をぱらぱらめくってみて二目惚れ(笑)した本。 和紙のような綺麗な真っ白の紙の真ん中に、小さな空がのぞいて、その中に小さな白い雲が浮かんでいる。タイトルは小さく「クラウド・コレクター 雲をつかむような話」と書かれている。 中を開くと、ちょっとレトロな雰囲気の綺麗な写真や挿絵が載っている。お話は、祖父の残した手帳(空想の世界の旅行記)を読み解くという幻想的なもので、ページの端々に、わくわくするような魅惑的な言葉が並んでいる。 ハードカバーなのでちょっとお値段は張るのだけど、こんな素敵な本、買わずにはいられるわけがない。 というわけで、この本を購入したのは夏だったと思うのだけど、それから半分まで読みかけて、長いことそのままだった。ようやく読み終わったんだけど、なかなかよかった。謎が、お洒落で哲学的で詩的。読んでいる時は多少退屈な旅の物語であるかもしれないけど、ゆったりとした気分の時に、一緒に考えながら旅をしている感じで読み進めるならばほんとにいいと思う。 私も、わからないままに読み進めてしまう人なので、もう一度納得しながら読み返したいなあと思った。 けっこう有名な本なのかもしれないけど、知らない人がいたら、ぜひ探してみてほしい。こういう世界が好きな人だったら、ほんとにたまらない本です。 勢いに乗ってもう一冊読む。 「Think」これは、クラフト・エヴィング商會を営んでいる夫婦の娘、吉田音の著書。 彼女が、探偵さんと一緒に、猫が拾ってくる不思議な品物について推理をめぐらせるお話。と、その品物にまつわるお話が交互に入ってる。 なかなかかわいい本。あー、私もこの年頃ならこんなかわいい本を作りたかった。っていうか、今でも作りたい(笑) ------------ あけましておめでとうございます。 今年も、ぼちぼち本を読んで、ぼちぼち感想を書いていきます。ほとんど私の読書記録のための場所ですが、よろしかったらおつきあい下さい。 |
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