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嵐が原/那州雪絵|天は赤い河のほとり 27/篠原千絵
2002年03月27日(水)
「嵐が原」は、滅ぼされた国の少年が、敵国の王に復讐に行く話。…なんか、「魔王の王国」(グリーンウッド)を思い出すようなヴィジュアルですけど(笑) いや、まあそれは忘れることにしましょう、真面目な暗い話なんで。
「あきらめることは今日までの自分を裏切ることだ」。私も、そう思ってしまうタイプだから、この終わり方は、私にとってはハッピーエンドのようなもの。
この物語のテーマは、過去にこだわりつづけるのか、過去を忘れて未来に生きるのかを、問うことだ。
忘れなきゃ、生きていけない。
でも、過去の私が報われるのなら、死んでも本望だと思う自分がいる。
そんな人間ばかりだったら、地球はもうとっくになくなっているかもしれないけどね。

「天は赤い河のほとり」、私はこれで最終巻だと思ってて、実際終わってもおかしくない展開だったんだけど、まだつづいてたのね…。次で終わりかな?
でも、ここまででほんとに終わってもいいような気がする。納得のいく展開でした。


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