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「蛍火の杜へ」緑川ゆき
2003年07月15日(火)
春夏秋冬それぞれの短篇が収められた一冊。
この人は、ほんとに情感あふれる短篇を描く。最近の私のイチオシの漫画家さんです。
特に今回は表題作がよかった。泣かされる。各所のシーンがどれもじーんときて、いいですね。人に触れられると消えてしまう妖怪と、杜に迷い込んだ少女のお話です。
すごく上手い絵ではないけれど、雰囲気があって、表情に説得力があって。読み終わって、ふぅとためいきをついて物思いにふけりたくなります。

もう一冊。
「緋色の椅子 1」も読みました。これはファンタジー。
王になるために村を出た幼なじみの少年に会うために都へ向かった少女の話。
短篇とはやっぱり勝手が違うようで力技な感じの話の進め方なような気もしますが、勢いがあって楽しめます。
それで、ファンタジーを読んでやっと気づいたのですが、那州雪絵さんと絵の雰囲気似てますね…。


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