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「分身」東野圭吾
2003年08月24日(日)
違う場所で生まれ育った、顔のそっくりな二人の少女。それぞれの少女を主人公にした章が順番に繰り返される趣向で、しだいに二人の、自分たちの出生の秘密を探る旅はからみあってくる。

…血だとか遺伝子だとかを尊ぶ思想というのは、私はロマンチックに感じるのですが。そうでもないですか?
私は家族とか絆って、遺伝子よりも想いや時間だと思うのだけど、そちらの方がロマンチック?
正直言って、私は遺伝子を尊ぶ気持ちがわからないものだから…。そういう人にとってはこの話は魅力半減なんじゃないかと思います。

そういえば、この人の「秘密」という作品にも北海道が出てきましたが、北海道に縁のある人なのでしょうか。この作品には富良野が出てきてたりして。私はつい最近富良野に行ってきたばかりだったので、その前に読めたらよかったなあと思いました。

でも、数冊読んで思ったけど、私はこの人はあわないかもしれないなあ…。どれもぴんとこない。


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