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「真夜中のユニコーン 伊集院大介の休日」栗本薫
2003年10月06日(月)
いやあ、びっくりしましたね。
長編を一冊書く労力って、けっこうなものだと思うのですが。それをものともしない、なんでもかんでもさらりと(しかも長編で)書いてしまえる才能っていうのは、すごいものですね!
私は伊集院大介のファンだから読んでたんだけど…なんかもういいやって思いました。伊集院大介は、解説員ですか? 舞台の途中で後ろから出てきて、こういう話だったんですよーって解説するだけ。
あと、これっていつの話なんですかと言いたい。このお話の外の世界は現代らしいですけど。タイムスリップでもしたんじゃないですか?
これってほんとに若者か?と思ってしまうのは…私が若者じゃないせいなんですかねえ? じゃあ、今の若者はこれ読んで、共感するんでしょうか? よく、若い人に「背伸びして書こうとするな」って言ったりするけれど、「若者ぶらないで」って思います。読んでてつらいよ…。この作家だけじゃないですけどね。
異世界の話だったら、ここの若者はこうなんだなーで済むのに。
漫画の世界でも、こういう状況(かなり年がいった人が、学生とか若者を描く)は多々あると思うんだけど、それほど気にならないのは、(少女)漫画ははじめから虚構の世界であることをみんなが承知していて、小説だと一応リアリティーを求めるせいかなあ?


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