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「第六大陸」小川一水 2008年03月31日(月) 西暦2025年。砂漠や南極など、極限環境下での建設業での実績を誇る御鳥羽総合建設に、とんでもない依頼が舞い込んできた。工期は10年、予算1500億円、そして建設地は、月。 その依頼は、巨大レジャー企業の会長・桃園寺の孫娘・妙からのものだった。 機動建設部の青峰は、妙と共に月面の中国基地へと現場視察に赴くのだが…。 ----------------------- 月面に基地を作るって…ものすごくSF的な話を漠然と思い浮かべつつ読み始めたのですが。2025年て、よく考えてみたらもうすぐ先のことじゃないですか。ほんとに近未来。この話の中でも、多少発展している部分はあっても、基本的には今の世界の延長。決して、気軽に宇宙旅行ができるような未来としては描かれてはいません。2人の人間が月へ行くことにも、数億というお金がかかる、そういう頃のお話。 そこから、たった10年で月に施設が建設されてしまうわけなんですが、ちょっとショートカットしている感はあっても、なんだかあり得そうな未来に思えてしまうのがすごいところです。 宇宙開発についてはさっぱりわかりませんが…、なんだかワクワクさせられました。裁判やスペースデブリ(宇宙のゴミ)の問題なども盛り込んであったり、入門キット的な感じです。 一方、その宇宙開発に絡めた、人間ドラマ(?)の方は、ちょっと作り物めいているかなと思いましたが。 こんな未来になったらいいな、と思います。(特にいいと思ったのが、太陽光発電パネルが一般的に普及していることですね) ★★★ |