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『SOSの猿』伊坂幸太郎
2010年12月27日(月)
家電量販店で店員をやっている遠藤二郎は、副業を持っていた。それは、エクソシスト。知り合いの女性から、ひきこもりの息子の悪魔祓いを頼まれるのだが…。
一方、五十嵐真は、一瞬にして300億円もの損失を出すことになった株誤発注事故の原因を調査することになる。
ふたつの物語を結びつけるのは、孫悟空…。

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バラバラの物語が結びついていくのは伊坂さんお得意のスタイル。
これがまたおもしろいんですよねえ。
文章も好きだし、スタイリッシュさも好きですよ(笑)(ご本人はスタイリッシュと言われると苦笑するらしい)
それから、いろんなことの考え方、姿勢とでもいうのでしょうか…それが好きです。

今回、「暴力はいつだって悪いのかな」というテーマが出てきましたが、これ、今までも何度か読んだなと思いました。何度も、形を変えて問い続けているテーマのひとつなんだなと。
なにが救いなのかということも、ですよね。

うーん、伊坂幸太郎やっぱりおもしろいなあ。
★★★☆


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