記憶の栞
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2001年09月07日(金) |
千と千尋の神隠し(ネタばれ) |
本日は休日です。
さて話題の「千と千尋の神隠し」 彼氏さんと見てきました。 話題の映画って見に行かない主義というひねくれ者なんですが 今回は何故か自分から行きたいって言ってました。
実は一年も付き合ってるのに 彼氏と映画見に行くのは初めてでした。 映画見てる間会話できないのがイヤなだけなんだけどさ。 でも、恋人同士で映画見に行かないって変だなーともずっと思ってたので 今回見に行けてよかった。
さて、感想ですが。 あんまり小さなお子さまに見せるのはやめましょー。と言いたい。 小学校中学年ぐらいならいいんじゃないかな。 子供が「怖いー」と泣いて退場していくのが、なんだかな。
ストーリーは随所随所にメッセージ的なものはあるんですけど 全体のテーマってなさそうです。 私が印象に残ったのは この世界では働かないと生きていけない っていう掟とか。 千尋も十歳なのに、働くんですよ。 それが当たり前で、そうしないと生きていけない世界だから。 物語冒頭で見せた子供独特の甘えた表情が消えていき ちゃんと自立していくのってすごいなと。
そんなところに感動するあたり、 相当仕事がイヤなんだろうか、私は。
後はやっぱり善悪がはっきりしてなくて 人間臭いキャラクターが多いですね。 いや、もともと日本の八百万の神々って人間臭いんだけどさ。 最近のジブリ映画って善悪はっきりさせない分すっきり感がないというか 子供には難しいような気がするんだけど それが子供達が生きている世界なんだから仕方ないかな
千尋が訪れた不思議の世界って雑多でごちゃごちゃしてるけど 無事帰って来た世界が同じようなものであることに いつ気づくのかな。
もう子供の視点で見ることはできませんが 私たちの視点で見ても、色々と思い出すこと気づくこと 懐かしさを感じる作品だったように思います。
ハクの目的とか、あの世界の魔法の仕組みとか 説明が無いですが そんなことはホントどうでもいいんじゃないかな。 そこに在るものは在るんだから あれこれ言っても仕方ないでしょ
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