記憶の栞
DiaryINDEXpastwill


2002年11月08日(金) 小さな同窓会

小学校の頃の友達と久しぶりに再会した。

結婚するんだから、一緒にお話でもしようということになり
近所のフレンチレストランへ。
実に6年ぶりの再会。
まともに話をするのはもう・・小学校三年以来。
一体何を話せばいいのかわからなかった。

人は変わるなと思った。
あまりに空白が長すぎて埋めることすらできずに
時間は流れていった。
彼女はあきらかに人見知りして愛想笑いをしてたし
私もつかみどころがない彼女に会話が空転していた。
一体何を話したかったのだろう。
気の利いた会話なんて私にはできないのだ。
一つの話題が尽きては、また沈黙が続く。
全く反応が返ってこないのが恐ろしい。
彼女ってこんなに無口な子だったのだろうか。
それとも私が変わったのか。
結局、私が一人しゃべり続けていた。
帰途につく頃、気を遣いすぎてぐったり疲れていた。
小学時代の友達が自分の苦手とするタイプになっていた。

小学校低学年の頃、私はおとなしいタイプの子を引き連れて
あれこれ世話を焼いて優越感に浸っていたような子供だった。
それって、本当に友達だったのかなという気もする。
今は私が誰かにすがろうとしている側になってるので
私が変わったということなのだろう。

不思議だった。
あんなに仲が良かったのに。
でも、そんなものかもしれないな・・。


あゆな |MAILHomePage

My追加