気まぐれ日記
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2004年12月25日(土) 後編

 で、終わるかな……。
 ドラクエ�爾離┘鵐妊�ングその二を見ました。いい感じです。つーか予想通りってな感じです。


 「そういうわけで、兄貴に伝言終わり」
 家にて、良介がめったに来ない優介の部屋に来ていた。優介の部屋は、部屋と言うより一つの家に近い。食事は家族でするが、仕事などで一人遅く帰るときなどはこの部屋で簡単なものが作れるようになっている。自炊部屋だった。そんな自炊部屋に折りたたみテーブルを広げて良介に茶菓子などを出している。
 「番茶でいいか?」
 「うん」
 まるで客扱いなのだが、良介も気にしない。
 「へえ、玲子ちゃんがねえ……。明日は仕事で遅くなるかもしれないけれど……どうせならみんなを誘ったらいいのにね。うん、それがいい。良介、返事は俺からするからいいよ」
 「うん。任せるよ。俺、玲子先輩はちょっと苦手だし」
 「良介にも苦手なものがあったのか……」
 優介が少し感心した。
 「おじいちゃんには内緒だぞ」
 優介はスーツの内ポケットから携帯電話を取り出した。
 「あ、携帯」
 この岡崎家では、携帯はご法度である。家長である祖父が使えないからだった。
 「えーと、玲子ちゃんのメアドは……ちなみにこれ会社の」
 「ふーん。でもなんで玲子先輩のが?」
 「入れてくれたから」
 「……」
 良介は初めて優介の何かを知った気がした。

 そして、クリスマス当日。
 「どうして、こうなるんですの?」
 玲子の下に集まったのは、田学最強メンバーとも言える面々だった。
 「先輩、誘っていただきありがとうございまーす」
 昨日、メールにて優介から人数がたくさんいると楽しいというメールが来て、じゃあ、お友達を誘ってくださいと返した結果である。
 「なんで、あんたまでいんのよ」
 と、玲子が春季に言った。
 「いや、誘われたから」
 中野四兄弟は全てそろっていたし、優介の弟二人もいる。倉本綾名、オカ研部員の可奈と貴乃。冬季に誘われて晴仁にその従兄弟で良介のクラスの河上空也、あと、優介の同期で田学高等部保健医の上田明までいる。
 説明はしないが、ともかく迷惑極まりないメンバーであることは確かだ。
 「で、あの優介さんは?」
 「仕事で遅くなるっていっていたよ……それに今日は梅子さんとデートだろ?」
 と、上田明。もちろん、優介のことはよく知っている。
 「うめこさん?」
 「知らないのか? 優介の婚約者だよ」
 「……」
 
 後日。中野双子姉妹と倉本綾名と東可奈と高山貴乃。ファミレスにて、話をしていた。と、言うより、中野姉妹が聞き込みのため、千円ずつならおごると言う条件で協力をしてもらっている。
 「でさ、玲子先輩どうなったの?」
 「その時は、まさにXディーでした。悪魔たちも飛び上がってましたよ」
 と、可奈。
 「えーと、可奈ちゃん。何が飛び上がっていたのかな?」
 「ふふっ。載せるも載せないも先輩たちの判断に任せます」
 「でも、すごかったわね。先輩の泣き崩れ方。天変地異でも起こったのか思った」
 貴乃は二杯目の煮込みキムチうどんを注文する。
 「だけど、あの後秀介さんが慰めたのよね。なんかあの人も失恋がどうとかでああなっちゃったらしいから玲子先輩の気持ちがわかったのかしら。最初は、なんで最初に教えてくれなかったのって秀介さんを責めてたけど、秀介さん、じっと耐えていたから……」
 「今度は秀介さんに惚れちゃっただよね、玲子先輩」
 と、夏季。
 「第一一度惚れたらガツンと振られるまで眼の見えない玲子先輩に、婚約者がいるから無駄だなんて、ああいうタイミングがなきゃ聞かないわよね」
 と、秋季。メモを取りながら。
 「そうそう」
 「それにしても、結局玲子先輩も変人なのね」
 夏季はまとめるように言った。
 全員がうなずく。
 そう、秀介は変な人に惚れられるのであるからだった。

                     終わり


草うららか |MAIL

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