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2003年11月08日(土) 10ミニッツ・オールダー

東京国際映画祭その3、4
10ミニッツ・オールダー『人生のメビウス』『イデアの森』鑑賞。
シアターコクーン。
15人の監督による、コンピレーションフィルム。
テーマは時間。

『人生のメビウス』トランペット
しょっぱな私のお気に入り、アキ・カウリスマキの作品。
『過去のない男』のおまけのような短編で、とても嬉しかった。
クロエ・セヴィニー主演のジム・ジャームッシュの作品と
チェン・カイコーのが印象的。
作品が切り替わる時の、トランペットとウッドベースの音が超クール。
スパイク・リーの米大統領選ゴアvsブッシュの映像は、一番賑やかだったのにちょっと寝た。

参加監督
アキ・カウリスマキ
ビクトル・エリセ
ヴェルナー・ヘルツォーク
ジム・ジャームッシュ
ヴィム・ヴェンダース
スパイク・リー
チェン・カイコー


『イデアの森』チェロ
メビウスより、少し地味な感じ。
イジー・メンツェルの『老優の一瞬』が全編通して一番好きかなー。
有名な役者さんなのかは知らないけど、ある老人の若い頃から晩年までの映像で、爺さんになっても、若い女の子の自転車後姿(特にお尻)を見てニヤけてるのがサイコーでした。
いい尻してたな(笑)
セリフないのに、グッとくる10分。
(調べたら、チェコを代表するのルドルフ・フルシンスキーという俳優さんで、お亡くなりになっていました。これは要チェックだ)
最後はゴダール。おまけみたいな気がしたのは私だけか・・・。

参加監督
ベルナルド・ベルトルッチ
マイク・フィギス
イジー・メンツェル
イシュトヴァン・サボー
クレール・ドゥニ
フォルカー・シュレンドルフ
マイケル・ラドフォード
ジャン=リュック・ゴダール


10分とはいえ、いろんなアプローチでなかなか興味深かったです。
人に薦められるかは微妙です。退屈な人もいると思う。
参加監督に興味のある方はぜひ。



12月から恵比寿と日比谷で公開になるのに先駆けて
恵比寿で各監督の過去の作品が1日ずつ公開になります。
全部見たいくらい。
6日 ジム・ジャームッシュ『ストレンジャー・ザン・パラダイス』
7日 ヴェンダース『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』
8日 カウリスマキ『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』
9日 スパイク・リー『クルックリン』
10日チェン・カイコー『さらば、わが愛/覇王別姫』
11日ヴェルナー・ヘルツォーク『フィッツカラルド』
12日ビクトル・エリセ 聞いたけど忘れた


てるみん