| 2006年01月05日(木):常識 |
お友達のカップルが。 いま、非常に苦労している。 半分はかなり理不尽な内容で、本当にしんどそうだ。 しかし、もう半分は、極めて常識的な内容。 厳しい親御さんの元にいる女の子と付き合うのは大変だ。 それは彼女がいくつになろうと変わらない。 つまりは、いい加減な男には娘は渡せないということだ。 ましてや彼女は受験生だし、今が大事な時期だ。 その時期に娘がしょっちゅう遊びに行ってしまったり、毎日長電話したりでは、親御さんが怒るのも無理はない。 進学もしたい、恋愛もしたい、遊びに行きたい……一度に全部の希望を叶えるのは無理がある。 親御さんの厳格な態度は、彼女にきちんとやるべきことをやってからものを言いなさいと言いたいのかもしれない。 しかし、受験生にバイトをさせるのはどうかと思うが。 こういった矛盾のために、彼女の親の言葉は片手落ちに聞こえるのである。 友達が彼女の親にいい感情を持たないのはそこだろう。 お互いにたくさんの誤解を抱えている気がする。 ふたりがこの先長く付き合い続けようと思うなら、親御さんとの関係改善は必須だ。 後々大変な思いをしなくてすむように、ご両親と一緒に話し合いでもするべきだろう。 ただし、面と向かって。 自分の親が彼氏から電話で「お嬢さんを僕にください」と言われて、ふたつ返事で「ハイハイいいですよ」と喜ぶ親だったらどう思うだろう。 電話やメールだけで済ませるのはよくないと思う。
彼が言っていた。 「俺だったら、後の予定を全部キャンセルしてでも、今すぐ家に行って話するけどなぁ。 大事な話だもん」 相手の子がコーヒーの従姉妹のように叔父さんを恨むほど「親元にいたくない」と思っている子ならともかく。 彼女が、親のことを大事に思っているなら、なおさら大事な話だ。 こういうところでは、コーヒーの彼は非常に常識的な人だなと感じる。 それだけきちんとしつけられてきたということだろう。 「いまどきと思われるかもしれないけど、いい大人になっても門限のある子は日本中にごまんといるよ。 俺の最初の彼女は、母親が入院していた。 家事をしなきゃならないから、いつも17時には帰してた。 だから俺はその子とはお泊りなんて一度もしたことないよ。 彼女の家が特別ってわけじゃないって」 |
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