| 2006年02月12日(日):行き違い |
タッチの差で行き違いが発生し。 旅行帰りのコーヒーとビリヤードに出かけた彼。 そしてコーヒーは、部屋で独り寂しくコタツに入ってる。 たった1通のメールで。 旅行の思い出が全部すっ飛びそうなほど気分は暗転。 予定外の独りぼっちで、涙が出た。 もう少し気を遣ってくれてもいいんじゃないかと。 ちと酷い。 気の利いた台詞ひとつで、気にならなかったかもしれないのにと思う。 この気持ちは、どこへぶつければいいんだ。 不機嫌を通り越し寂寥感を煽られて、部屋の隅っこで泣く。 いくつになっても「納得のいかない孤独」は嫌なのだ。
なんで5分席をはずして電話くらいできないんだろう。 前もこんなことがあったような気がする。 そうか、煙草のときか。
気になってしょうがなかったコーヒーは、ビリヤードの最中の彼に向かって何度もメールと電話攻撃。 一度不安になると、不安は止まらない。 彼がちゃんとした言葉をくれるまで、何度も何度も電話。 「あとで」なんて言葉は聞きたくない。 とにかく早く電話が切りたくて、嫌がるように「ごめん」と言う彼。 この「ごめん」は本心ではないとわかるから、余計に電話するコーヒー。 彼は少し早めに帰ってきた。 ごはんを食べた後、彼も友達も煙草も吸わずに店を出たそうだ。 あんまり何度もコーヒーが電話をするから。
遊んでいる邪魔になるとわかっていて邪魔をするな、俺だって自由に遊びに行きたい、俺はそんなに細かいところまで気を遣えないから勘弁してくれ、独りにならないことなんて絶対にありえないから少しは我慢してくれと彼に散々叱られる。 なんでこんなに叱られるのかわかった。
彼は、コーヒーの不安が大したことだと思っていないからだった。
先日大泣きした理由も、全然わからないみたいだった。 感情のコントロールがきちんとできないコーヒー。 それでも人前で泣くことは本当に少ない。 なぜなら、泣くことを我慢しすぎて、いつ泣けばいいかわからなくなってしまったからだ。 それまでに独りになって辛かった記憶についてきちんと話した。 フラッシュバックや幼児退行についても話した。 コーヒーが泣くというのは相当重大なことなのだと。
これからは不安になったらその理由をきちんと彼に話さないと。 彼はコーヒーみたいな思いをしたことがないから、わからなくて当然だから。 それが普通の人の感覚なんだ。 |
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