世を忍ぶ仮の日記
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2001年11月25日(日) |
ポップでキッチュなアメリカンスタイルとデコラティブカテドラル |
昨日うたた寝する直前までピアノを弾こうとしていたことを思い出しました。 ピアノの椅子の下で崩れるようにして寝てたんですが、最後の瞬間までピアノの下から手を伸ばしてメロディを追っていたという。 いわば「逆さベス状態」(ガラスの仮面より)。 室内楽でやっちゃった場合は「若草物語練習風景」て感じでしょうか。でもバイオリンの人がどうやって倒れ込むようにして眠るのかが大問題だ。
昼起きて映画を観に行きました。 「千と千尋の神隠し」を観に行こうとしたら、すげー混んでやがんの。 「千と千尋の神隠し」って夏映画、それか秋の始まりとかの映画でしょう? 今日は小春日和=冬まっさかりよ。 「ハリー・ポッター」公開してしばらくが思いやられます。 とりあえず「 千と千尋の神隠し」は後回しにして、私が空腹を騒いだからお茶でもして「ムーラン・ルージュ」でも観に行こうと計画を変更しました。 私はコジャレカフェに行く予定だった…。 なんなんだ、連休最終日って。 コーヒー飲むのにそんなに並んで何か楽しいか!? カフェっていうのは買い物して疲れた体を軽く休める為に存在するんじゃないのか。入るまでに疲れてどおする! と怒り狂い、しかも時間が中途半端だったため、ランチは終わりディナーにはまだ、という食事どころが全部閉まっていたため、新宿東口にある「アメリカンカフェ」とかいうお店に入りました。 これが今まで数度しか味わったことのないキッチュな感じなのよ。メニューも怪しいし。「パープルパール」とか「パステルカフェ」とか。ご想像にお任せします(笑)。頼んでませんし。 炭酸の抜けた薄切りレモンの入ったコーラを飲んでしばしキッチュさを笑う。もちろん頼むのは「アメリカンクラブハウスサンド」とか。アメリカーンな感じでグッ!フライドポテトがたくさんあってお皿から溢れそうなところがステキです。 時間も近づいたところでコムサのアイスクリームを買い、いざ「ムーラン・ルージュ」を観に。 チケットを買おうと思ったらまたここでも「立ち見となります」の文字。 その時私に何かが降臨した。 「座れる方に賭けよう」 明らかに混みすぎた東京にキレた科白だったのだが、これが実は大当たりだったらしく、上に上がると「ただいまですとお席前の方になりますが宜しいでしょうか」と言われた。座れるなら良いさもうどうでもいい。入れろ。 いざ入ると本当に前しかなかった。前から2列目。こんなに前に座ったのはじめてかも。隣に座った外国人がかっこよかったので、前でも全然良いです。 映画も美形尽くしでしたしねー。てんこ盛り。あるところにはある(意味不明)。 多分映画で登場人物(主にニコール・キッドマンとユアン)が綺麗じゃなかったら前列なんて耐えられなかったに違いない。 綺麗でした…。 フェロモンについて考えさせられるわ。(テーマは別にあるものと思われる) パンフとサントラ買いました。
その後とりあえず「千と千尋の神隠し」のチケットを買って、時間を潰すため伊勢丹へ。ちょうど「ハリー・ポッターの世界展」なるものをやっていたので、そっこうエレベーターを使って潜入。 しかしこの日私はマントを着ていた為、店員さんの目が温かでした(遠い目)。 「マフラーどうですか〜?」とか。 そうよね。横にあるマントを私にすすめても仕方が無いものね。 私はとても杖と箒が欲しかったのですが、箒は既に売り切れだったみたいです。カエルチョコとかも売り切れてました。やっぱりみんな欲しい物は一緒か。 実際の「世界展」の方は混んでいて、映画の時間に間に合いそうに無かったので、売り物を見て遊んで、その後伊勢丹4階で色んな洋服見て遊んで、サクっと化粧品買って映画観に行きました。 したらガラガラに空いてやがんの。映画館も広いし。 さっきの人混みはこれ以上に人が入っていたんだろうか。 と思うと想像しただけでぞっとするわ。 「千と千尋の神隠し」は、可愛かったです。 母の言うとおり、まっくろくろすけに足が生えた生き物がこんぺいとうを食べるシーンは名シーンです。 個人的には「カオナシ」の害の無い状態の「あ」とも「う」とも「お」ともつかない声が好き。 やっぱり日本のアニメは映像が綺麗よね。 ディズニーの最近のものは動きはうねうねしすぎてるし顔は人間じゃなくなってるし、怖いの一言です。
ケラケラ笑いながら階段を降りました。 階段を降りる前の人達の会話で「あれから千尋はどうなったの?」というのに対して「えー、でもあれってプチ神隠しオチじゃーん」とボソッと言っていた私がいますが、ずばり「神隠し」って題名に入っているんだから当たり前でしょうに>自分。
その後前から気になっていた「教会をイメージしたレストラン」へ潜入。 デコラティブで嘘臭くてサバドな感じなのに店員さんがドジっ子でそのちぐはぐな感じが面白かったです。 ピーチシャンパンを頼みました。 店員さん、一杯一杯だから飲み干しても注ぎ足してくれないのよね。私そーゆーギャルソンサービス行き届いてないとこって好きじゃない…。シャンパンとかワインって自分で注ぐものじゃないし(タカビ)だからって本来自分から「入れてください」というものでもなければ、同席者に注いでもらうものでもないじゃん! 気が付いたらギャルソンが注ぐ! それでもかなり呑みまして、けっこうへべれけでお家に帰りました。終電で。 お料理も「悪魔くん」とか謎の料理があって楽しかったです。普通に美味しかったし。ゴマのニョッキとか。 ニョッキも好きならゴマも大好き。 ニョッキの独特のふにゃっとした食感に胡麻のプチプチと香ばしさが交ざって、食べてる間しばし別世界へ飛んでしまいました。 その後も基督教について語り合う私たち。 しかし実は私酔っぱらってました。あはは〜ん。デザートの味覚えてないっす。
なかなか充実した休日でした。 付き合ってくれたお友達に感謝。
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