世を忍ぶ仮の日記
DiaryINDEXpastwill


2001年12月03日(月) 宝の持ち腐れ

だるくて何もしてなかったので案の定全然眠れません。
あらステキ。こういうのって鬱状態とかいうのよね。
しかしものもらい(めぼ、めばちこなどとも言う)が痛いのでコンタクトをして何か精力的活動を行うというわけにもいかず、完全に壊れた眼鏡を片手に、片手では何もできません。というわけで手探りでぼーっと生きてると、人間色々悪いことを考えちまうわけで。しかもだるいからイライラするの。
まあ、そんな訳でお薬をちょとだけ多めに服用してゼミ休むことにしました。
数えると後期だけでも充分そろそろ単位取れないなあ。いいんだけど。
声楽のレッスンだけはどうしても行きたかったので、その時間に合わせて薬を調合(はあ?)して、ちゃんと起きてレッスンに行きました。
正直1週間何も練習しなかったんですが。
再び全曲同時に終了次へレッツゴー。まあ、もう冬休みに入っちゃうしね、うちの学校。
伴奏者が、自分のレッスンを終わらせて慌てて伴奏をしにきてくれて、次の人の伴奏も兼ねてやってくれているのですが、次の人が風邪でおやすみということで「可愛いねーお茶でもしな〜い?」と誘ってまんまとナンパに成功(違うだろう)。冬生まれが二人集うと物凄く冬について盛り上がることが判明。
冬はいいよ冬は。寒いけど良い。
しかし雪に会いにカナダまで行って、異常気象で雪が無かったのに、「それでもスキーウェア着て街歩いてたら友達に呆れられちゃいましたっ!」て…待てよ…まだ若いから若気の至りってことになるか。いいのか。
その後、電車の中で「妖怪適性検査」をやると、見事彼女は「雪女」と判明。すげーな「怪」のページ。「執念深い方である」とかいうので「雪女」て出せるんだから。ところでこの時「先祖の職業を知っているか」という質問があり、「はい」と言うので、「へー?何〜?」と軽い口調で訊ねたら
「あ、高山右近っていう人らしいんですよ」とサラリと答えられました。
「た、高山右近!!??」
「はあ、でも私あんまり詳しく無いんでー。高山右近って偉い人なんですかねぇ」
「えっ、偉いっていうかっ、た、たたた高山右近だよ? 高山右近」
戦国時代オタクだった過去を持つわたくしとしては、もう我を忘れてしまう瞬間っつーかなんつーか。
いやー。びっくりしたわー。た、宝の持ち腐れってやつよ。知らないなんて。
動揺している間にも「あ、私ここなんで。じゃあまたー」と笑顔で去っていく末裔さん。
高山右近さん、末裔はとっても明るく元気でみんなに好かれる可愛い子に育ちました(笑)。
他にも末裔さん募集中!
末裔さんもメジャーになると逆にこだわりが無くなるんでしょうかねぇ。うーん。でも高山右近の血が流れているからといっても戦国時代オタクでなければ何の思い入れも無いんだよなーうーんオタクってば勝手に思い入れちゃうからなあ。しばし悶々。

そうこうしている間に東京文化会館にたどり着きました。
今日は熊川哲也を拝む日(笑)。演目は「ジゼル」。はじめてジゼルっていうのを全幕通してみました。
ジゼルがすっごい綺麗でねぇ。あたしゃ古いバレエ漫画の観客にでもなった気分だったわよ。
ところで、熊川哲也って。3階から見てても「すげー」と思わせるくらい良く飛ぶんですが。
何故ジゼル? なんかもっと飛ぶ演目にすれば良いのに。
本当に一つ一つの動きが綺麗ではあるんですが、なんか嘆きとか悲しみとかの表現が少なくて、
「もっと嘆けー苦しめーもがけー」とか思ってました(笑)。
それより観客が怖かったわ、今回は。
隣が「私、熊川ファンです」ていうオーラ出してる人だったし。熊川哲也がマント翻して一瞬走っただけで客席拍手の嵐だし。
登場するときに拍手する礼儀は宝塚だけじゃなかったのか?
久々のバレエ観賞は楽しかったです。

ところで練習せずに眠りにつきました。
だってチケット取った時からそうしようって決めてたんだもん。
だから朝から苛ついていたんですねー。
日曜日月曜日って現実(水曜日のレッスンまでにやろうと思っていたことが出来ていない、しかもどう足掻いても間に合わない)に突きつけられるから軽くパニックになるらしい。

てこれは事後分析。


つついみずか |MAILHomePage

My追加
twitterアカウント @828_2828