世を忍ぶ仮の日記
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2001年12月10日(月) 風邪をひいた気分に酔いしれる

朝7時半に目が覚める。なんでだ!?4時に寝たのに。(そりゃ今まで寝過ぎてたからさ)。
睡眠時間が少ない上に意味もない早起きほど憎らしいものはなく、それはこの世の全てを呪う衝動に駆られて押さえきれなくなりそうだ。
ちゃんとそんなことはしないでおとなしーーーーーく起きる。
ふと気が付いたんだが、やはり寝床で恨む時って仰向けじゃなくてうつぶせになってるよな。何故だろう。
仰向けになってると切なくなってくるのは何故だろう。

まあ、深くは考えない考えない。
ずーーーっと気に病んでいたイタリアへのお手紙をやっと片づける。気に病むくらいならさっさと終わらせろって感じんだけど、アルファベットって苦手なのよう。
全部かってきた本の引用で済ませようとしたんだが、一つだけ自分でちょっと伝えたい、中学生レベルの英語があって、でも自分じゃ自信がなくて朝から実家へ電話する。もう1時間くらい悩んだけど答でなかったし。
「あ、おかーさーん、『○○』(情けないので伏せ字)って英語でなんて言えば良い?」
「えー、I want○○でいいんじゃな〜いの〜〜」
「てっめぇ!私が1時間悩んでこれだけは違うそんな筈は無いと思ったことを軽々しく口に出しやがってぇ!!」
「そーんなこと言われたってまだ朝じゃもん(←理由不明)。今日は妹が休みじゃけえ起こしてこにゃいけん。妹の方が詳しいじゃろうけえ訊いてこようか」
「…おかんより寝起きじゃん。私はせめてI Would like to○○かと思ってたんだけど、お母さん私以下よ、レベルが」
「あー、いいんじゃんあいうっどらいくとぅ。うんうんそれにしんちゃい。んじゃねー」
まるで佐々木倫子の「HEAVEN?」に出てくるロワンディシーのオーナーのようなマイペースさを貫く英文科卒。
私もこのくらいおおらかに生きたいなあと思うA型に憧れるおおらかな筈のO型の私なのであった。

学校で授業前の歓談。
ハリー・ポッターの映画について。
「どうだった?」(私)
「うーん。面白かったっつーか、冷めた人から見たら『ただの作り話じゃん』って思う」(ハラグロ友人)
「んじゃあんたにはつまんなかったんだね、ハリポタ。あんた冷めてる人間の代表だもん。あんた千と千尋もつまんなかったでしょ、ヌルイんでしょ(たたみかける)」
「…‥まあ、とらえどころが無いよね。もののけ姫みたいなインパクトも無いし」
こーゆーことヌカしておきながら携帯にはバッチシハリー・ポッターのテーマ曲が入っているヤツ。
この人案外苦労するかもなー。
と他人事のように思いましたが、それは多分お互いがお互いに同情しているはずだ。同病相憐れむってやつ?
や、でも私ハラグロでも根性悪でも冷めても無いし。
こないだ私が「こんな私の性格が世間様に通用すると思う!?」と力説したら、
「分かってるだけマシだね」と笑われた。無性に悔しい。
その後、横の人が「私ずっと風邪ひいてて、今吐き気するの」と言った途端、物凄い差別が生まれる。
音楽家っていうのは本当に露骨に蛇蝎の如く風邪を忌み嫌う(本当に困るから)ので、私も一瞬逃げそうになったんだけど「逃げないで」と言われたので大人しく10センチ離れるだけにする。ふと見るとハラグロは思い切りよく1メートル離れてた。
「今の風邪って、吐き気とか頭痛とからしいの」(風邪ひきさん)
「ウソ!私吐き気もあったし今頭痛するよ!」
更に逃げるハラグロ。今日はなんだか君が遠いよ、しかもあんた自分の本性ばれてない人の前ではいい人ぶるのよしなさい。居なくなった途端、口から出る毒が倍増するんだから。
風邪の諸症状と自分の頭痛が一緒になって自分も一緒に風邪をひいた気分になる。
ごめんなさい先生、皆さん。私は風邪をひかないと心に誓っていたのに目標半ばにして倒れて仕舞うなん・・・て・・・バタッ。
ちょっと疲れていたのか、買い物したは良いが卵を2つも割るというポカをやらかしました。
しかし途中で風邪をひいてしんどいのにしんどくなってきたので。
気分にひたるのやめてさっさと攻撃してやっつけちゃうことにしました。



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