世を忍ぶ仮の日記
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2002年04月08日(月) ツボジジイドクター

今日は保健室の内科検診のアルバイトでし。
もち看護婦コス。
私は既に健康診断内科検診専攻というくらい内科検診を得意とするのですが、今回、前代未聞の大ハプニングが起こりました。
いつもいらしている学校の校医の先生が、いらっしゃるなり照れ照れしていて。
「こ、こんな時にあれなんですが」とかもごもご言っているので、「はい」と訊いたら。
「聴診器を忘れてしまいました」
……!!!
「ほ、保健室にあったりしないかな、と思うんですが」
スクランブル体勢。
既に私まで恥ずかしくて、他の人にも言えず、保健室に電話しながらダッシュしてました。
結局血圧計に付いているのしか無くて、それを持っていったら、もたついて取り外せず、「ちょっと探してきます」と何処へやら旅へ。
その間、他のドクターにさばいてもらって。
いつも素早い対応の校医がいないので、少し進行が遅れる。
戻ってきたと思ったら、「近所の病院から借りてきました」と。
そして、いつもは物凄い勢いでさばいていくのに、どうも一人一人に「どこか悪いところは無いですか?」と尋ねたりしているので、どうしたんだろうと思ったら、戦後まもなくに使っていたような古い聴診器で使い勝手が悪かったと後々のコメント。
…それってもしかして聞き取れてなかったんじゃ…心音が。
後から保健室の先生が血圧計から聴診器を取り外してご機嫌に仕事をこなしていた、と思ったら、今度はどこからともなく、静かな教室から妙に演歌調の着信音が。
こんな時に一体どこのどいつだ!と目を怒らせたら、校医。
こそこそこそこそカーテンの向こうに隠れて電話をしはじめるので、仕方なくまた他のドクターだけで進行。その後もしばらく携帯ピコピコしてましたが、もしかしてあれはメール打っていたんだろうか。心臓内科の医者が携帯使いまくっているっていうのもけっこう笑えるんだが。
その後も手元に携帯を欠かさず置いたまま、診察を続ける。
そして暇を見付けては、自分の持ってきた「高血圧の人の為の○○」のような書類一覧をずーっと見てみたり、手帳に何かを記入してみたりと、兎に角マイペース。
老獪爺。
めちゃめちゃツボにハマりました。
そもそも医者が内科検診にやってきて聴診器忘れるって、一体あなたは何をしに来たんだろう。
でも親切だったし、顔可愛いし♪
マッハダッシュで働いたので、流石にくたびれて夜の半端な時間に眠ってしまっしま。


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