エアーポケット
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2005年01月12日(水) 超えたいこと

 細切れの景色がいつも追いかけてきているようで、その景色は決して連続のものではない。

 ふっと見つめれば真夜中の月。
 
 次に見返せば太陽の下でジリジリと熱を持ったアスファルトの上を必死で歩くアリ。

 次は文化祭のテラスで見せた彼女の笑み。

 そして更に下ると力任せの喧嘩じゃ負けないだろうと思ってたグラウンドの真ん中。

 そして拳を突き上げたライブ会場。

 当たり前だけどすべては点で、その点の連続を成してるのが僕で。それが事実でそれこそが真実。それらの連続は不思議と線になっていて、僕というイメージをしっかりと形成している。でもイメージ付けされることはとても嫌いだ。それだけじゃ僕じゃない、それも僕だけど、それだけじゃない。認めざるを得ないこと。でもそれだけじゃないと自負していること。

 超えられないロマンスと日常の境界線。是非超えたい、超えてみたい。こういう時代だからこそそう思う。相手を自分の条件で判断してるうちはきっと超えれない。打算を意識した時点でその出会いは、運命でも縁でも恋でもない。ただ会っただけ、それだけ。自然とすっと入り込めあえること。言葉は必要だろう。でも言葉はたんにスパイスであってメインではない。メインはいつも僕らのうちから溢れだすものだと思ってる。その溢れてきたものを補うための言葉くらいは持ち合わせもいいだろう。でも言葉が先行しちゃいけない、きっと。言葉は嘘をつくから、信じれるのはその溢れだすものだけ、それだけ信じて飛び込んでいこう。相手が何も感じていなくとも自分を信じて飛び込むことも時には必要だと思う。そんなこと思ってるから僕はたまに大怪我してしまう。いつも怪我しないように怪我だけはしないようにと生きてるつもりだけど、結局いつも大怪我してしまうような選び方をしてるのかもしれない。でもそこは、それが僕だからしょうがないよ。と自分に納得が利くうちはそれを善しとして。それが自分だとして。

 細切れの景色をこれからもつなげていくしかない。それがいい。連続してないようで連続している点そして線を織り成すこと。決して次ぎの点を予想するやり方じゃなく、今ある点としっかり向き合っていこう思う。

 


rockheart |MAILHomePage

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