| 2002年02月07日(木) |
ジェヴォーダンの獣! |
「ジェヴォーダンの獣」観て来ました!!最近、なんだか仏蘭西映画にひかれるんですよね〜〜〜。って最近観たのは「アメリ」とこれぐらいですが・・・・。 あらすじ:1764年仏蘭西のジェヴォーダン地方に”獣”が初めて姿を現した。”獣”は女子供しか狙わなかったが、発見された死体はバラバラに引き裂かれ、頭から喰いちぎられていた。”獣”狩りの指揮官として迎えられていた大尉は屈強なハンター達を連れ、狼を狩っていた。狼が変化して”獣”になると信じていたのだ。しかし、いくら狼どもを狩っても、”獣”の犠牲者は絶えず、その噂はパリにまで届いていた。ルイ15世は優れた科学者で博物学者でもあるフロンサックを調査に送った。フロンサックはアフリカで命を救ってくれた恩人・マニを連れてジェヴォーダンの地へと赴いた。村人と貴族の堺がはっきりとしたその土地で狩りに参加したり、”獣”の出没地域を調べたりとしているフロンサックを最初こそ歓迎していた貴族達だったが、そのうち疎むようになる。フロンサックの考えに共感し、共に行動をするのは若き貴族・マルキ・トマ・ダブシェとマニだけとなる。3人だけでも”獣”を仕留めると行動を起こすのだが・・・・・・ この話はフロンサックの恋愛も少しだか絡んでくる。地域の貴族の娘・マリアンヌとの恋だが、そこに謎の娼婦・シルヴィアやマリアンヌの兄・ジャン=フランソワなどが絡んでくるのだ。その点でもかなり面白い。でも、私が最初に思ったのは痛い映画だということ(笑)一番最初のシーンで最初の”獣”の被害者の娘が惨殺されるシーンが出てくるのだが、あれは痛い・・・・。この前見た「フロム・ヘル」は確かPG−15で、この映画はPG−12なのだが、こっちの方が死体もリアルだったぞ(;^^)まぁ、こっちは実際にあった伝説がもとらしいが・・・ってフロム・ヘルもそうだけど(;;^^) って、真面目に映画の感想を言うと、ちょっと中だるみを感じたような感じなかったような・・・・・。でも、ストーリーも中盤から後半にかけてはかなりテンポも良く引き込まれます!お勧め度はかなり高いですよ。 で、役者さん達の話。主人公のフロンサック役のサミュエル・ル・ビアンを見て思ったことは若かりし頃のミッキー・ロークに似てる!!たれ目とでかい鼻が(笑)でも、格好良かったですね〜〜。ラスト辺りの戦いのシーンは特に格好良かった。で、その上をいく格好よさはマニ役のマーク・ダカスコスですね!!インディアン役の彼はハワイ出身の役者さんだそうですが、とにかく研ぎ澄まされた肉体(筋肉のつき方がいかにも闘いのために!って感じで無駄なく格好良い!!)が素晴らしかったですね!実際カンフーのヨーロッパ選手権で優勝経験ももち、専門家としても活動していたとか。それならわかるなぁ〜、あの格好良さ。で、敵役というか、ジャン=フランソワ・ド・モランジャンヌにヴァンサン・カッセル。楽は「クリムゾン・リバー」でしか観たことがない役者さんなのですが、またこれが素晴らしかった!ジャン=フランソワは片手が無い役なのですが、違和感もなく、しかも、そのせいかちょっと歪んだ思想の持ち主でのちのちフロンサックと対立していくのですが、その一見青白く、ドラキュラ伯爵か?と思わせる彼が片手で狩りに興じたり、妹を思うがあまりの行動を見せるようになるシーンは生々しく本当に”獣”のよう。すごい役者さんだぁ〜・・・・・と思いました。で、楽は知らなかったのですが、「マレーナ」などで世界一美しい女性と言われているモニカ・ベルッチ(娼婦・シルヴィア)と夫婦なんだね〜。美しい人だと思ったけど、時折インド映画に出てくる人のような顔に見えるんだよね〜、楽だけかな?
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