K-PAX　光の旅人
を観て来ました〜♪まず一言、日本のタイトルの題字、かっちょわるすぎ（；＾＾）パンフのと同じ題字にすればいいのに〜〜。
軽くあらすじ・突然光の中に現れた男・プロートは１０００光年離れた琴座の近くのK-PAXからやってきたと主張する。精神科の医師・パウエルはプロートの妄想を取り除こうと苦心するが、そのうちひょっとしたら本当に宇宙人なのでは？という可能性を考え始める。世界でも極僅かな博士しか知らないK-PAXの存在、そしてその軌道を正確に答えてみたり、イヌと会話を交わしてみたりするプロート。精神科の患者やパウエル自身が彼と接する事で癒されていく。彼は本当に宇宙人なのか？それとも病んだ人間なのか・・・・・・
いやぁ、面白かった！ケヴィン・スペーシーがね、すごく良いの。自分の言っていることを信じない医師・パウエルがプロートの言った言葉を繰り返すたび、冷たく指摘してみたり、果物に目がなくて診察を受けながらも台にある果物籠をちらちらみたり。冷ややかな大人と幼さが混ぜこぜになっているプロートを普通に演じてるの！すごいっすよ〜〜！！たまにね、戸惑ってると言うか、誰かに呼ばれたときちょこっとだけ頭を出して相手を伺う仕草が「レインマン」のダスティン・ホフマンを思い出してしまいました。原作は続編もあってプロートの正体もわかるらしいのですが・・・・・・
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ネタバレ入ります。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

最後、K-PAXへ帰ると言ったプロートは光に包まれて手放すことのなかったサングラスを置き、消える・・・・・・・。と見せかけてベッドの下にいるんだけど、そこにいたのは抜け殻のように何も反応を示さなくなったただの男。そして、プロートがK-PAXに一人だけ連れて行くと約束をしたんだけど、選ばれたベスは影も形もなく消えている。
普段の楽はここではっきりしろよ〜〜と思ったに違いない！でも、楽は考えたよ。プロートは人間のロバートと同一人物ではないか？というところまでパウエルが迫っていたけど、プロートが最初の診察のとき、泡は何故丸いか？ここ（地球）ではこの形（人間）が一番効率が良い。見たいなこと言ってたじゃない？あれは投身自殺をして死にきれず、記憶を失ったロバートの体に入り込んだのではないか？催眠療法でもロバート（そのときはピートと仮名だった）とはずっと友人だったみたいだし。そのときは二重人格かな？って思ったけど、そう考える手もあったなと。だってただの人間の妄想でした、じゃぁ悲しすぎるよ、本当。で、プロートはK-PAXには一人しか連れて行けないって言ってたけど、あれはその一人に乗り移ることで二人ではなく、物体としては一つで旅するのではないかな？だから残った男は抜け殻というよりも記憶を無くしているロバート本人。どう？この説？だめかなぁ〜〜〜