D i a r y


楽の御気楽日記

2007年04月03日(火) 映画「Love Psycho」感想

スカパーにて見た映画「Love Psycho 妖赤のホラー」「Love Psycho 狂惑のホラー」「Love Psycho ANOTHER」の3つについて。オムニバス形式の映画です。
「Love Psycho 妖赤のホラー」
”二人の女”
妻と仲違いをして山に来た登山者は様々なことを考えて登っていくうちに道に迷ってしまったことに気づく。歩き回るうちに夜も暮れてしまったとき、二人の女が現れる。それぞれ別の道を案内するという二人はお互いを人を食らう妖怪だと言い始める。さて、男はどちらを信じるのか。
”愛してる・・・”
テーブルをはさんで向かい合う男と女。冷たい女の態度に、男はどうしていいかわからない。その夜ふいに目覚める男。どこからともなく微かに女の声が聞こえる。「愛してる…愛してる…」不気味に感じながらもその声を追っていくと、その声は冷蔵庫の方から聞こえてくるのだった…
”峠の女”
出張帰りの帰路で思わぬ高速の渋滞に遭い、仕方なく峠を走る男。真っ暗な道で、男は白い影を見つける。それは白いワンピースの女だった。女は、車が故障してしまったので街まで乗せてほしいと言う。恐怖心を感じながらも仕方なく女を乗せる男。女ゆっくりと少しずつ自身に起こった出来事を語り始めるのだった…
”青い窓”
真夜中に青い窓を見て恐怖心を抱いてしまうと、その中に引きずり込まれてしまうという噂の発祥地でそんな話を彼氏から聞かされる女。その夜、彩は本当に青い窓を見つけてしまう。気にしないようにするのだが、そうすればするほど… そして、青い窓が赤い窓に変わったとき、彼女が見たものは!…

「Love Psycho 狂惑のホラー」
”最高の彼氏”
別れた彼氏を忘れるため、出張ホストの男にはまってしまう女。そのホストは優しく誠実で彼女にとって理想的な相手だった。女は、男にどんどんのめり込み、二人は愛し合うようになるのだが、男に対して、美羽の求める愛は、どんどん過激なものになっていくのだった。
”食性”
昔つきあっていた彼女は捕まえてきた子犬まで食べてしまう肉食の女だった。その後、結婚した女性は肉食を罪なことだと絶対受けつけない菜食主義者だった。彼女との結婚をきっかけに男は菜食主義者になるのだが、人間にとって、肉食とはなんなのか、動物を殺すことは罪なのか、動物を食べることは罪なのか、肉の味と昔の女の強烈なイメージを忘れられず、苦悩し、そして…
”一緒に死にたい”
集団自殺サイトで知り合った女の子たち。ある廃屋に集まって集団自殺を実行しようとするのだが、遅れてくる予定だった一人から、「助けて!」と突然メールがくる。そのメールに返信すると、すぐ近くの部屋から着信音が鳴っているのが聞こえる。その部屋のドアを開けると、中から死体が転がってきて…
”11037日目の夫婦”
30年以上勤めた会社を55才となって去る定年退職の日、男は部下達に見送られ、寂しくも多少晴れやかな気分で帰路につく。今後は妻と一緒にスローライフで生きようと、いろいろな思いをめぐらす田崎。ところが、家に帰ると真っ暗で静まり返った家に残されていたのは一通の手紙とたった一つのプレゼントだけ。手紙に書かれていた内容とは…

「Love Psycho ANOTHER」
”家に棲むもの”
古い田舎屋敷に住んでいる義母の元で一緒に暮らすことになった女とその娘。その家は昼間もあまり明かりが入らない上に、いつも異臭を漂わせているのだった。義母は、いつも独り言をつぶやき、あまり女とも接触したがらない。不審な行動も多い。そんなある日、女は、義母のとんでもない計画を聞いてしまうのだった
”二人の女&MEN”
”二人の女”のパロディ。

とざっとあらすじです。見ごたえはありますが、おぉ〜。。。って怖さはないです。”食性”が一番いやな怖さがあったかな。人間の本質っていうかなんていうか。”11037日目の夫婦”の妻・大谷直子さんが怖かった!!っていうか、虐げられてきた妻はあんな表情でこんな復讐をするんだ・・・と思った。”二人の女””二人の女&MEN”は面白かったですね。どちらとも落ちはわかりましたが、見ていて楽しかったです。


 振り返って  INDEX  前を向いて


楽 [MAIL]

My追加